パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

カーナビ(HDD)の寿命はどれくらいか

車を日常的に使用するのと同様に、起動しているのが当たり前のように感じてしまうカーナビですが、カーナビの寿命とは一体どれくらいなのでしょう?カーナビは、オーディオと一体型になっていたり、ポータブルでダッシュボードの上に設置していたりと種類もいろいろですが、SDカードやDVD、HDDなど、記憶媒体にも種類があります。ここでは、特にHDDカーナビの寿命や、寿命を見分けるポイント、長持ちさせるコツなどを紹介していきます。

HDDカーナビの寿命はどのくらいか

HDD(ハードディスクドライブ)ナビの寿命は、使用状況によっても異なりますが5年~10年が目安と言われています。しかし、これはあくまでも平均の目安で、壊れるときは1年未満でも壊れますし、壊れない場合は10年以上使い続けられるものもあります。HDDは映像や音楽などのデータを大容量取り込むことができますし、検索スピードも優れている優秀な記憶媒体です。しかし、HDDは精密機械ですから発熱や振動・衝撃・湿度には弱い側面があり、それが自動車に搭載するのは向いてない面でもあります。カーナビに搭載しているHDDは、その弱点を補うために熱対策・耐震性能・耐衝撃・吸湿性などを強化して高い基準をクリアしていますが、高温の車内に長時間放置されたり、オフロード走行などで衝撃や振動にさらされた場合、寿命が短くなってしまう傾向にあるようです。

カーナビの寿命の兆候とは

HDDカーナビの寿命が近づくと、以下のような症状が頻発するようになります。

・突然電源が切れる
・処理速度が遅くなる
・勝手に別機能に切り替わる
・音が突然切れる
・データを読み取れない
・異常な熱を発する

このような症状がカーナビに現れたら、寿命が近づいたサインかもしれませんので、専門店などに相談してみましょう。

カーナビを長持ちさせる方法

カーナビは夏の高温・冬の低温・悪路の衝撃・雨天時の湿気など、様々な環境での使用が想定されます。そんな中でも、カーナビを少しでも長持ちさせるには、以下のような点に気を付けると良いでしょう。

1.できるだけ熱を防ぐ

カーナビなどの精密機械は熱を持ちやすいため、できるだけ放熱して熱を持たないようにしなければいけません。車を直射日光の当たらない車庫に駐車したり、車のカバーやフロントガラスのカバーを利用するなどして、車内の温度上昇を防ぐことが大切です。

2.HDDの負担を減らす

車内で音楽を楽しむ際には、iPodなどの音楽端末を利用すると、HDDにデータを取り込む必要がないので、結果的にHDDの負担を減らすことができます。

3.振動や衝撃を避ける

急ブレーキ・急ハンドル・悪路の走行など、カーナビに振動や衝撃をできるだけ与えないような運転をすることをおすすめします。

車を構成する部品はもちろんのこと、カーナビについても、その寿命は避けられません。カーナビに関するトラブルの発生を少しでも減らすためにも、カーナビを長持ちさせる方法について日常から心掛け、不具合が見つかったら無理に自分で対処しようとせず、早めに専門化に相談をして対処してもらうようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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