パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

スマホをカーナビにするには熱対策は必要か

スマホのアプリを活用して、カーナビのように使用することができるのをご存じですか?スマホをカーナビのように使うために、車内に固定できるスマホホルダーも販売されています。では、スマホがあればカーナビは必要ないのでしょうか?

スマホはカーナビの代わりになるのか

スマホをカーナビの代わりとして使用することは可能と言えます。しかし、やはりカーナビのスペックには及ばない点は多くあります。例えば、スマホは画面が小さくて見にくい、バッテリーの持ちを気にしなければいけない、などが挙げられます。ただ、街中を走行するときや短時間の利用であれば、スマホのカーナビアプリでも充分代用できると言えるでしょう。

スマホが発熱する原因と熱暴走の症状

スマホをカーナビの様に使う際に、よく問題として挙げられるのが「熱対策」です。スマホなどの精密機械は、長時間使い続けると熱を放出してしまいます。また、バッテリーが古くなると、熱を持ちやすくなります。他にも、スマホカバーをしていると熱を放熱しにくいので、スマホが熱を持ちやすくなったり、防水機能を備えたスマホは放熱性が悪く、熱を持ちやすくなると言われています。スマホが熱を持つと処理速度が落ち、バッテリーも早く消耗してしまいます。さらに熱暴走が起きると、画面が突然フリーズしたりダウンしたりするだけでなく、高温になったまま放っておくと液晶画面やバッテリーが変形する恐れもあります。こうなると、スマホをカーナビとして使用するのに不都合がある、というだけに留まらなくなってしまいます。カーナビとしての利用目的だけではなく、スマホの熱対策は重要と言えるでしょう。

カーナビとしてスマホを使用する際の熱対策

スマホをカーナビとして使用する場合、手に持って運転することはできないので、専用の車載ホルダーを車内に設置することになります。スマホの車載ホルダーは、フロントガラスに設置するもの、ダッシュボードの上に設置するもの、ドリンクホルダーに設置するものなど、様々なタイプがあります。これらの車載ホルダーの中には、ファンが付いていてスマホの熱を放熱させるようなタイプもあります。また、エアコンの吹き出し口にスマホを設置できる車載ホルダーも販売されています。しかし、エアコンの吹き出し口で急激にスマホを冷やしてしまうと、スマホの内部に結露が発生して水没と同じ状態になってしまうこともあるので、注意が必要です。スマホが熱を持った場合は、風当たりの良い場所で送風して冷やすのがおすすめです。スマホ用の冷却シートや冷却シールを直接貼ることも、スマホの熱対策に有効です。

スマホのような熱対策はカーナビには必要ないのか

カーナビの場合、熱対策や振動対策に加え、真夏の高気温や真冬の寒い車内、悪路での走行など、様々な状況での使用に耐えられるよう、高い基準をクリアしています。とは言え、想定外の状況もあるので、カーナビの熱対策はしておくに越したことはありません。真夏の炎天下に駐車する場合は、フロントガラスにサンシェードを被せて直射日光を防いだり、ポータブルナビであれば家に持ち帰ったりするなどの対策をおすすめします。カーナビは精密機器ですので、発熱によって不具合が起こってしまったら、自分で修理しようとはせず、専門店に相談・修理を依頼するようにしましょう。スマホをカーナビ代わりに使用するのは、短時間や街中の走行であれば手軽に利用でき便利だと言えるでしょう。しかし、正規のカーナビと比べると機能や性能にはどうしても劣る部分があるので、熱対策なども含め充分な対策をしてから利用することをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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