タイヤをインチアップすることのメリット・デメリットとは

車好きの方の中にはタイヤのインチアップを検討していたり、実際された方も多いかもしれません。しかし、あまりタイヤにこだわりを持たない方にとっては、「インチアップという言葉は聞いたことがある」という程度の方もいらっしゃると思います。そもそもインチアップとはどういうことなのでしょうか。インチアップすることにより発生するメリットやデメリットについて見ていきましょう。

この記事の目次

1. タイヤのインチアップとは
2. タイヤをインチアップするメリットは？
3. タイヤをインチアップするデメリットは？
4. インチアップ表

タイヤのインチアップとは

タイヤのインチアップとは、タイヤの外径を変えずにホイールのサイズを大きくすることです。インチアップをする目的で一番多いのがドレスアップです。インチアップすると、車を横から見た時、タイヤの黒い部分の面積は小さくなり、ホイールが大きく見えるので、見た目が明らかに変わります。

タイヤをインチアップするとどのようなメリットがあるのでしょう。まず、運動性能の向上です。インチアップした場合、ホイールとタイヤの直径そのものは変えることが出来ないため、タイヤ自体は薄い径の物に変更することになります。すると、タイヤのたわみが少なくなるため、カーブなどでハンドルを切った際にインチアップ前よりもタイトな動きが可能になるのです。

ではデメリットは何があるでしょうか。デメリットはメリットの裏返しと言えるでしょう。一つは、バネ下重量と呼ばれる、サスペンション下の重量が重くなるという事です。この重量が増えてしまうと、ハンドルも重くなるため、ハンドリングに悪影響を及ぼします。次に乗り心地の悪化です。タイヤが薄くなることにより走行性能が上がりますが、その分クッションはなくなりますので、乗り心地が悪くなるのです。このようにタイヤをインチアップすると様々なメリットやデメリットが発生します。それでもインチアップをするという人は以下の点に注意しましょう。ホイールごと交換するインチアップは、そこまで車に詳しくない素人でも行う事が出来ます。しかし、タイヤは車を支えている重要な部分ですので、慎重な整備が必要となります。車と合わない、きちんとついていないなどになると、大きな事故にも繋がりかねません。少しでも不安のある人は、プロのいる専門店に頼んで適切な方法でインチアップしてください。