パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

カーオーディオを取り付ける際のノイズ対策法

オーディオからは常に良い音が流れてほしいものです。しかし、電子機器に電気が通る時、必ずノイズが発生します。無音時に音量を上げると「サー」という音が聞こえると思います。これもノイズです。他にも「ヒュイーン」といった音がするなど、ノイズにもいろいろあります。カーオーディオのノイズ対策にどのようなものがあるのかご紹介します。

どうしてノイズが出るのか

ノイズはあらゆるところから発生します。電源部やCDを回転させるモーター、基盤の抵抗部品、トランジスタなどなど、これらが合わさって大きなノイズになっていきます。外部アンプ(信号増幅器)を取付けると、もともとヘッドユニット(オーディオ本体)がもっていたノイズを打ち消すことができる場合もありますが、磁界や振動の影響などで逆に新たなノイズを拾う可能性もあります。もしくは、もともとあったノイズまでも増幅させてしまい、今まで気づいていなかったノイズがよく聞こえるようになる…なんてこともあります。そのため、ノイズ対策はまず原因を探すのに手間のかかる根気のいる作業なのです。ノイズの種類としては「ヒューン」というオルタネーターノイズや、「サー」というホワイトノイズなどがあります。

ノイズ対策の基本

スピーカー取付け時

・破損がないよう丁重に扱う。…破損がノイズに繋がることがあります。
・定格電流をオーバーしないようにする。
・端子の接触に留意する。

外部アンプ

・ゲイン調整を正しく行う。高くしすぎない。

このように、カーオーディオの取付け時に、いかに正しく設置できるかどうかというのと、オーディオ設置後のゲイン調整がノイズ対策の基本となります。

取付け時のノイズ対策法

・配線を工夫する
取り付け時に配慮をしても、やはり音を鳴らしてみるまでは安心できません。ノイズが出る場合は一つ一つ原因を探りながら対処していくことになりますが、まず配線の対処として次のものが考えられます。

・電源ケーブルと音声信号ケーブルを離す。
・アース配線はできるだけ短く、太くする。
・ボンネット内を通さずフェンダー内を通す。…オルタネーターや燃料ポンプの影響を受けにくくする。
・RCAラインケーブルを良質なものへ交換する。

・ノイズ対策製品を使う
ノイズ対策として、専用の商品も出回っています。それがノイズフィルターです。配線にかませると、ノイズが取り除けるという優れものです。ただし、完全にノイズが消えるというわけではなく、また、ノイズの種類に合うフィルターを取り付ける必要がありますので注意しましょう。

その他、似たようなものに電源ライン用ノイズサプレッサーという製品もあります。ノイズ対策を紹介しましたが、素人にはどうしても難しいものです。下手にいじるとショートしてしまうなどのトラブルもおきかねませんので、自己流はやめてプロのいる整備工場・取付け店などに依頼しましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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