パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
車のバッテリーを交換することでカーオーディオの音質に変化はあるのか
バッテリーが上がったり古くなったりなどの理由で新品のバッテリーに交換すると、なんだかカーオーディオの音質が変わった、という経験はありませんか?最近は音質が変わることを売りにしたバッテリーも販売されていますが、どうしてバッテリーを交換すると音質に影響があるのでしょうか。カーオーディオとバッテリーの関係についてまとめてみました。
カーオーディオとバッテリーの関係
車のバッテリーはエンジンをかける時に働くだけではありません。エンジンがかかった後は、エアコンやパワーウィンドウ、オーディオなど、車載電装品のすべての電力をこのバッテリーを介して供給しています。バッテリーが複数の機器に電気を供給してくれるおかげで車載装備を過不足なく使用することができるのです。しかし1つのバッテリーで複数の装備を同時に動かすわけですから、バッテリーにかなりの負荷がかかり、容量も不足していくことは想像に難くないですよね。さらに、バッテリーは使用していくごとに劣化していきます。バッテリーが劣化してしまうと、供給できる電圧容量も下がってしまいます。そのため、音の出力に100%の力が使えず、音がぶれたり途切れたりするなど、カーオーディオの音質が低下してしまう原因となるのです。その他にも、容量不足に陥ることでエンジンがかからなくなったり、エアコンなどが誤動作を起こすなどの不具合も考えられますので、バッテリーが劣化してきたと感じたら、すぐに交換することをおすすめします。
カーオーディオの音質向上に適したバッテリーとは
バッテリー容量は装備品や機器の体力にあたるので、これが疲れていては最大限に力を発揮することができなくなります。走行時に多くの装備を使用した上で、さらにオーディオにも十分な電力を供給するのにおすすめなのが大容量のバッテリーです。大容量バッテリーであれば、同時使用したとしても過不足なく電圧を供給できるため、電圧低下を最小限に抑えつつ、カーオーディオの音質向上にも効果が期待できるのです。また、近年では自動制御装置など電力を消費する装備品が増えたことから、自動車メーカーの中には、以前よりも容量の大きいバッテリーを標準装備にしている事が多く、車を購入する(買い換える)際にも、バッテリー容量がどれだけあるかを確認してみると良いでしょう。以上のように、バッテリーは装備や機器が本来持つ機能を最大限に生かす基盤となります。カーオーディオで良い音質の音楽を聴きたい方は、大容量バッテリーの導入を考えてみてはいかがでしょうか。