故障・修理
更新日:2015.12.14 / 掲載日:2015.12.14
寒い日に車のエンジンがかからない(かかりにくい)時の対策方法
寒い日の朝などに車のエンジンをかけようとした時に、
エンジンがかからない(かかりにくい)と感じた経験をお持ちの人もいるのではないでしょうか。
ではなぜ、寒い日にはエンジンがかかりにくくなるのでしょうか。
また、かからなかった場合、どのような対策をとればよいのでしょうか。
寒い日にエンジンがかからない(かかりにくい)原因
寒い日にエンジンがかからない(かかりにくい)原因として、
エンジンオイルが硬くなるということが挙げられます。
気温が低いとエンジンオイルは硬くなり、
エンジンの始動時に抵抗力が増してエンジンがかかりにくくなります。
エンジンオイルが硬くなっていると、
エンジンをかけるために多くの電力が必要となってくるためかかりにくくなってしまうのです。
また、気温が低いとバッテリー内部の働きが弱まり、
性能が落ちてしまうためエンジンがかかりにくくなります。
エンジンがかからない(かかりにくい)時の対策方法
エンジンがかかりにくい状態にならない為の対策方法として、暖機が挙げられます。
暖機とは機械を温めてあげることで、車では特にエンジンを暖めることをいいます。
暖機を行う理由として、エンジンが冷えた状態にあると、
エンジン内部のシリンダーが摩擦によって破損してしまう恐れがあるため、
エンジンを暖めてエンジンオイルを柔らかくし、シリンダーの摩擦を減らすためです。
暖機の方法としては、エンジン始動後、一定時間エンジンの回転数を抑えて、
負荷をあまりかけない状態の運転を維持することが挙げられます。
また、エンジンがかからない時には、キーを何度も回すのではなく、5分ほど待つようにします。
一度エンジンをかけたことによって、エンジンが少しずつ暖められるため、
5分程度たってからもう一度かけ直すと、エンジンがかかるようになります。
エンジンがかからないからといって何度もキーを回すのは、
バッテリー上がりの原因となるので注意が必要です。
参考:https://goo.gl/hgppAZ
エンジンがかかりにくいと焦ってしまうこともありますが、
焦らず冷静に対処することが大切です。