故障・修理
更新日:2016.03.10 / 掲載日:2016.03.10
車のラジエーターから水漏れ(液漏れ)する原因について
車に起こり得るトラブルの一つに、ラジエーターからの水漏れがあります。
雨も降っていないのに車の周辺が濡れている、
甘い物を食べているわけではないのに車から甘い香りが漂って来たら、
ラジエーターから水漏れが起こっている可能性が考えられます。
ラジエーターの水漏れ(液漏れ)が起こす影響
ラジエーターとはエンジンを冷却するための装置であり、
エンジンルームの前方部分に取付けられているケースが多く見られます。
ラジエーターはエンジンの内部を冷やすために欠かせない役割を担っており、
十分エンジンが冷却されないまま走行を続けると、エンジンが高温になりすぎてしまい、
オーバーヒートを起こす危険性が高くなります。
水漏れ(液漏れ)はどこから起こる?
ラジエーターから水漏れが起こっている場合、
水漏れの箇所はラジエーター本体、ラジエーターホース、ヒーターホース、
ウォーターポンプのいずれかから起こることが多いようです。
ラジエーター本体からの水漏れは、走行中に石などがあたって、
本体に傷がつくことで起こる場合が多いです。
また、ホースやポンプ類からの水漏れは、
主にゴムの劣化によるひび割れが原因として考えられます。
車を停車しているときに車の前方部分に水たまりができていたら、
ラジエーターからの水漏れを疑いましょう。
エアコンから出る水と混同されやすいため、特有の臭いがあり、
色をつけていることもありますのでよく確認しましょう。
参考:http://www.jaf.or.jp/rservice/data/heat/heat_e1.htm
水漏れ(液漏れ)の対処法
ラジエーターから水漏れしていたらすぐに修理をすることをおすすめします。
微量な水漏れでも放っておくとどんどん冷却水が流れ出てしまって、
エンジンの冷却機能が著しく低下してしまうからです。
水漏れが少量であった場合、
漏れ止め防止添加剤を使用することで水漏れが止まる可能性がありますが、
やはり車の修理工場に持って行って修理をしてもらうのが確実でしょう。
修理で対応できる場合もありますし、
状況によってはラジエーターやホース自体を交換することにもなります。
修理、交換の費用は、業者によっても違ってきますので、
必ず確認をしてから依頼するようにしましょう。