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更新日:2016.05.10 / 掲載日:2016.05.10

車の異臭の原因と臭いの種類について

車の異臭から原因を判断する方法goo-net編集チーム

車を運転している時に異臭を感じたことはないでしょうか?
車内の異臭はにおいの種類によって原因と対策が異なります。

ここでは、車内で発生する異臭の種類と、考えられる原因などをご紹介します。

車内に発生する異臭の種類と原因

車の異臭の種類と原因は以下の通りです。

生臭さ

車内でエアコンを付けている時によく感じる臭いです。
埃を湿らせたような臭いで、掃除機から排出される空気の臭いにも似ています。
エアコンフィルターに埃が溜まっている可能性があります。

甘い臭い

車の下部やエンジンルームからまれに香る臭いで、ワインのようなにおいがするのが特徴です。

冷却液を入れているタンクが損傷していたり、
それを送り込むホースが損傷している可能性があります。

そのまま放置してしまうと、オーバーヒートを起こして車が動かなくなる恐れがあります。

酢酸臭

暑い時期に車を運転していると嗅ぐことのある臭いです。
オルタネーター(充電器)が故障したことによる、過充電が原因です。

バッテリーを必要以上に充電すると、電解液が気化してしまいます。
バッテリー液は希硫酸のため取り扱いが難しく、車の安全性にも影響を及ぼします。

また、刺激の強い臭いなので、万が一この臭いを感じた場合にはすぐに窓を全開にしましょう。

ゴム臭

車から降りた時、タイヤから漂ってくる臭いです。
タイヤに何かしらのトラブルが起きている可能性があります。

特に夏場はアスファルトが非常に熱くなっているため、タイヤが溶けている可能性も否めません。
安全のためにも、走行を一旦中止することをおすすめします。

金属臭

ブレーキの過熱やクラッチディスクが摩擦していると、
金属が擦れたような臭いを発生させることがあります。

エンジンルームから匂ってくる場合が多いですが、
エアコンを伝って車内にも入ってくる場合があります。

ガス臭

窓を閉めているにも関わらず車内に排気ガスの臭いがする場合は、
マフラーやそれを繋ぐパイプのどこかに穴が開いていることが考えられます。
車内に充満してしまうと危険ですので、すぐに窓を開けて外に空気を逃がしましょう。

ビニール臭

ビニールを焼いたような臭いで、主にエンジンルームから漂ってくることがあります。
ビニール製の配線に異常が発生して高温になると、
それを包むビニールが溶けてしまうため臭いを発生させます。

参考:http://www.jaf.or.jp/qa/mechanism/trouble/03.htm

異臭が発生した際の対処方法

どんな種類の異臭でも、臭いを感じた時点で、
すぐにハザードランプを点滅させて路肩に車を停めましょう。
そして近くに整備工場がある場合には、すぐに工場に向かって点検をしてもらうことが大事です。

もし万が一、ガソリンの臭いがあった場合にはすぐに整備工場に向かわず、
路肩に車を停めてエンジンを切り、JAFなどロードサービスの応援を呼びましょう。

車内の異臭は不快なだけでなく、車の重大な故障を示唆している場合もあります。
もし異臭がしたのであれば放置したりせず、すぐに対処することが大切です。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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