車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.11.21 / 掲載日:2016.11.21
車のウォータースポットって何?発生原因や除去方法・落とし方を解説
愛車をこまめに洗車していても、いつのまにかボディやガラスには雨など水滴の跡がシミのようになった「ウォータースポット」が付着していることがあります。付着してしまったウォータースポットを除去するためには、シミになってしまった原因などを知る必要があります。
今回は、車のウォータースポットが発生する原因や落とし方、ウォータースポットができないようにするための対策も併せて解説します。
車にできるウォータースポットとは?
ウォータースポットとは、雨水など水滴の斑点のような白いしみ跡が付着している状態のことを差します。
ウォータースポットは一見した限りは白いシミのような跡でも、よく見ると表面がわずかに凹んでいたりするなど、塗装の表面が凹凸した状態になっています。
また、進行したウォータースポットは、単に洗車などでボディやガラスを洗っただけでは除去できなくなることもあります。そのため、ウォータースポットが確認できた場合には、出来るだけ早く除去することが大切です。
ウォータースポットができる原因
ウォータースポットができる原因は、直射日光によって塗装面が侵食されることです。
洗車後や雨が降った後、車のボディには水滴が残ってしまうことがあります。この水滴をそのまま放置することによって、虫メガネなどと同じ原理で、水滴がレンズの役割を果たして日光を集めてしまい、塗装面に負荷がかかります。そして塗装表面の一部が高温になり焼きつくことで、ウォータースポットになってしまうのです。
ウォータースポットの落とし方
ウォータースポットの落とし方は、程度の軽い場合は、市販の除去剤(リムーバー)によって取り去ることができます。
しかし、進行してしまった場合は、凹凸になっている塗装の表面を平らにする必要があるので、研磨剤入りのワックスや粒子の細かなコンパウンドで研磨する必要があります。
また、ウォータースポットが重度の場合や、幾度も除去のために研磨している場合は、自動車磨き専門店などの業者によるポリッシュでも取りきれず、再塗装が必要になる場合もあります。
ウォータースポットができないようにするための対策
ウォータースポットができないようにするためには、日ごろからウォータースポットができないように、こまめに洗車することが大切です。
また、ウォータースポット対策として車のコーティングを行う際は、撥水効果を優先するのではなく、水が流れやすくボディに水滴が残りにくい、疎水効果が高いものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、車のウォータースポットが発生する原因や落とし方など、ウォータースポットができないための対策も併せて解説しました。
車のウォータースポットは、ボディやガラスに付着した水滴による塗装表面の焼きつきが原因でできるものです。屋外駐車している場合や、ボディが高温になりやすい濃色系のボディカラーの車はウォータースポットができやすい傾向にあるので、よりこまめなメンテナンスが必要です。
ウォータースポットは、程度の軽い場合は市販の除去剤で落とすことができます。しかし、進行してしまっている場合は、研磨剤入りのワックスやコンパウンドで研磨しなければなりません。重度の状態になった場合は、自動車磨き専門店などの業者に相談してみましょう。
ウォータースポットを防ぐには、こまめに洗車をするほか、コーティングを施工する場合は水滴が残りにくい疎水性のものを選ぶと良いでしょう。