フィールダーハイブリッド　ハイブリッドバッテリー　冷却性能低下｜車検・点検・修理のグーネットピット

メーターに「ハイブリッドバッテリ冷却性能低下　販売店で点検してください」と表示され、消えないというご相談を受け修理いたしました。

ハイブリッド車や電気自動車にはシートの下に大きな駆動用バッテリーが積まれており、充電時に起こる発熱を冷ます冷却ファンが付いております。

フィールダーですと後部座席の左足元。

こちらの画像はリヤシートを外したものです。
前方を引っ張り上げれば外れます。後部はフックで引っかかっています。

こちらが冷却ファンになります。
この前方を良く見ると・・・

ホコリが堆積しフィルターのようになっており、手でめくるとペロンと取れてきました。
冷却不良の原因は取り除けました。

が、メーターの警告表示は消えません。
修理書を見ると、ダイアグコードの有無に関わらずリセットをせよ。とのこと。

ここで毎度おなじみの診断機を用意、ハイブリッドに関わるダイアグを点検。
ダイアグは無し。（修理前からダイアグはありませんでした）
ダイアグを消去。
作業サポートから、チェックモード移行。（より細かいエラーを拾うモードです）
再度チェックし、消去して完了です。
無事にメーターの警告灯は消えました。

冷却不良ってことは、冷却ファンが回っていないんじゃ？

診断機を使用することで、冷却ファンを強制駆動し確認ができます。
フィールダーの場合、6段階の回転が確認できます。
バッテリーの加熱は寿命に直結する重要な部分。
警告表示が点灯しても、ダイアグコードには残らない。

今回は車検でお預かりした車両ですので、基本点検である
「冷却ファンの作動確認」
「ハイブリッドバッテリーの各セル電圧」
「ハイブリッドバッテリーの各セル内部抵抗」
その他、システムの全チェックを行います。

ハイブリッド車の車検も是非当店で。