レガシィ、オイル、クーラント持ち込み交換　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

エアコンが効かないという事でご紹介させて頂いたお車、スバル　レガシィ、持ち込み品のエンジンオイル、ＬＬＣ、サーモスタットの交換をご用命頂いたので、ご紹介致します。

以前から夏場でアイドリング状態だと、物凄く高温になってしまうという事で、ゼロスポーツで販売されているクールLLCセットとエンジンオイルを試したいとの事。
サーモスタットは通常の開弁温度より7℃程度低い71℃設定の製品。これで少しでも改善すれば良いのですが・・。

ご入庫後、エンジンがかなり高温だったので、まずはエンジンオイルとオイルフィルターを交換。

多少冷めてきた事を確認し、クーラントを抜き取り・・・しようとしたのですが、ラジエターのドレーンコックが少ししか緩みません！社外の総アルミラジエターなのですが、ドレーンコックもアルミ製。食ってしまっている様です。
少しずつしかクーラントが抜けないのですが、これ以上緩めると閉める事が出来無さそうなので、一先ずこのまま抜き取りを続行・・。

かなり時間を要しましたが、抜き取り完了したので、ドレーンを閉め、サーモスタットを交換、クーラント注入、エア抜きをしようとしたのですが・・・。

ドレーンコックからポタポタ垂れてくる状態・・！！
ドレーンコックを何とかしないといけません！

一先ず状態をお客様にご確認頂き、お預かりする事に・・。

さて、どうしようか・・・？

一先ずドレーンを再度緩め、クーラントを抜き取ります。
ドレーンコックは3/4回転位で、ガチガチになってしまう状態。結局翌日朝になっても抜けきれませんでした。

お昼頃ようやく抜けきったので、ドレーンコックの除去作業を開始。
まずは何とか摘出出来ればと冷却浸透剤を塗布しながら、少しずつ緩める、閉めるの作業を交互に実施。少しずつではありますが、動く範囲が広くなる様に・・。

そんな事を繰り返し、どうにか摘出！
外れたドレーンのねじ山は、上記画像の通りズルズルな状態。こちらの再使用はとても出来ない状態。一方ラジエターのねじ山は、修正で大丈夫そう。切り子がラジエターに残らない様、タップにグリスたっぷりと塗り付け、ねじ山を修正。
ねじ山はM12　ピッチ1.25。ドレーンコックは手持ちのボルト、長さを調整し、パッキンはエアコン用のＯリングを使用。こちらを取付、漏れが無い事を確認し、クーラントを注入。これでエア抜きが完了すればＯＫ！と思ったのですが・・。

エア抜き完了し、ラジエターファンが回ったのを確認、しようとしたら、左側のみ回転する状態。制御を確認したら、水温が100℃以上になる、或いはエアコンON時、右の電動ファンも回る様になるとの事。エアコンを付けた所、やはり右のサブ側は回りません。100℃になっても回りません・・。
コネクターには指示電圧、アースを確認出来、単体で電気を流してもファンが回らない事が確認出来たので、電動ファンサブ側のモーターが死亡と断定しました・・。

状況をご連絡し、ファンモーター交換をご了承頂きました。

で、モーターの取外しですが、ラエジターのアッパーホースを外さないと出来ません。
という事で、またクーラントを抜く事に・・。

ドレーンコックを外し、抜き取り、ラジエターアッパーホース、ファンシュラウドの取外し、モーター交換。再組み付け、エア抜きを実施。最後に再度水漏れの有無、電動ファンの作動を確認し、ようやく完了となりました！

エンジンオイルとフィルターの交換（フィルターは当社にて販売）が￥3,240-、サーモとクーラント交換が￥9,720-、ラジエタードレーンコックの交換作業一式分が￥6,480-、ファンモーター交換分が￥30,834-、合計￥50,274-となりました。

簡単な作業のはずが、まさかの展開となってしまいました・・。

ラジエターは外さず、そのままの状態でタップが挿入出来たので助かりました。

ボルト取り付け後です。
手持ちのボルトが長かった為、同じ長さに切断、調整し、10.8φのＯリングを取付しました。
これでＯＫと思ったら、まさかのラジエターファンモータ死亡が発覚・・。