クリッパー　クラッチを踏むと異音　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

冷間時、エンジン始動後、クラッチペダルを踏むと「シャー」といった様な異音がするという事でお預かりしました。

ご来店時は確認出来ませんでしたが、1度冷やすとすぐに確認出来ました。

レリーズベアリングが不良の様です。

クラッチは、大きくクラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングの3点で構成されています。
クラッチはエンジンの動力をトランスミッションに伝えたり、途絶えさせたりする部分。エンジンは始動後、絶えず回転しているので、ギヤを切り替える為に動力を切る必要がある訳です。

クラッチディスクはクラッチカバーでエンジンのフライホイールに固定されています。カバー中央部分を押すとディスクを抑える力を開放するスプリング機構になっています。この押す行為が「クラッチを切る」という作業な訳です。そして、押す時に使うのがレリーズベアリング。クラッチカバーを押す時、当然エンジン側は回転しておりますので、押す部品も回転出来る様になっていなければなりません。だからベアリングを使う訳です。

現在、クラッチを切った時だけ「シャーーー」と音がしているので、このレリーズベアリングが不良という訳です。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=cujnSVX8axs&feature=emb_logo

実際にミッションを降ろし、レリーズベアリングを直接回転させてみると、「シャーー」と音がしていました。新品はもちろん、こんな音はしません。

クラッチディスクも摩耗していたので、ディスク、カバー、またフライホイールに取付されているパイロットベアリング、またミッションオイルも併せて交換致しました。

交換後は異音も解消し、また若干ギヤの入りが悪かったのですが、そちらも解消しました！

交換前のレリーズベアリングです。

こちら交換後のレリーズベアリング

こちらパイロットベアリングです。

交換部品一式

エンジン側。クランク部分、オイル漏れ等、異常は無かったので、オイルシール交換はパスしました。

クラッチディスク、カバーを取り付けます。

ミッションを組み付けて完了です！

• クリッパー
• ニッサン
• オーバーホール
• レリーズベアリング
• クラッチ
• 整備
• 修理
• 交換