スバルレガシー　タイトコーナー・ブレーキ現象修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

皆さんこんにちは
今日は、レガシーのウィークポイント?で,ミッション内部の修理です。
巷では、タイトコーナー現象とかタイトコーナーブレーキング現象とか言われてますが、
目いっぱいハンドルを切って進もうとした時に、”ブレーキがかかったように進みにくい”、もしくは”ゴゴゴゴゴ”と音がするなどの症状のことを言います。

乗用車では、スズキ系の軽自動車の4ＷＤなんかでも、お馴染みのやつですね。
軽自動車は、ほぼ外付けのビスカスＬＳＤですが、乗用車系はリヤデフ内部や
レガシーのように、ミッション内部に収められているものが多いようです。
今回、持ち込まれたお客様はさらに症状が進行しているようで、ブレーキが
かかってるような症状に加え、時々”ゴツン・ゴツン”と振動を伴った音が・・・

他社でリビルトのミッションを載せ替えも、検討されたようですが高額すぎて
当社へ相談、見積もりに来られました。
４ＷＤのマニュアルミッションでそんなに高くないだろうと、当社でもお調べしてみたのですが・・・
いやはや、ＭＴミッションの金額じゃないような見積もりが来まして私も断念しました(-_-;)

・・・というわけで、

こうして

あ？なんだこれ？

原因探しで、ビスカスもバラしてみると、
あ～ピニオンのとこのスラストワッシャ？が、1つ砕けちゃってますね
これが原因で、ピニオンの動きが悪くなって”ゴツンゴツン”だったんですね。
でもって破片が散らばり、ドライブギヤとカウンターシャフトのベアリングも
ヤラレてるようで、走行中は、”ゴーゴー”うるさかったようです。（お客様に確認済み）

で、ビスカスＬＳＤを新品に交換し、各部のベアリングを交換し、ダイヤルゲージや
デプスゲージなどを使いカウンターシャフトとドリブンギヤそれぞれのスラストの
クリアランスを規定値に合わせ、組付けて・・・

終了です。
スミマセン、デフの組付けやクリアランス調整の写真はありません。(-_-;)
作業に没頭してると、写真を撮り忘れ気づくとケースが閉まってました(;^_^A
整備士のブログあるあるです。