NB8C ロードスター　足廻り＆サスペンションメンテナンス　前編｜車検・点検・修理のグーネットピット

マツダ　NB8C ロードスター RS の足廻りメンテナンス作業です。
先ずは、リフトアップして現状を確認します。

前後サスペンションのゴムパーツに劣化による亀裂・損傷。
フロントの上下ボールジョイントのブーツ損傷、
タイロッドエンドのボールジョイントブーツ損傷が確認できました。

リアサスペンションのバンプストッパーは劣化してボロボロになっていました。
これらの不具合を治すには、フロント・ナックル取り外しと
前後ダンパーAssyを取り外して分解する必要があります。

フロントのサスペンションから作業に掛かります。
ブレーキキャリパーを取り外してよけておいて、
上下のサスペンションアームを切り離します。
ダンパーの取り外しだけなら必要ないのですが、
ボールジョイントブーツを交換するのでナックルAssyを取り外しました。

取り外したダンパーAssy ＆ ナックルがこちら！
この後、ダンパーAssyの分解作業に掛かります。

損傷しているボールジョイントブーツは
こんな感じで完全に破れてしまっています。

ダンパーAssyの分解は、スプリングコンプレッサーという特殊工具を使用して
スプリングを押し縮めてからバラします。
スプリングを縮めておかないと。。。
外れた瞬間に大惨事になります。(~_~;)

バラしたダンパーの汚れなどを取ってから
新品のラバーパーツを組み付けます。

劣化していたパーツはこんな感じ！
バンプストッパーはボロボロに劣化していました。

組付けが終わり、ダンパーAssyが完成です。
付いていたダンパーには社外のローダウンスプリングが組み付けてあったのですが、
組付けるときにはお客様の希望で、
ビルシュタインのダンパーと相性の良い純正のスプリングを使用しました。
汚れを取ったので、ビルシュタインのイエローが鮮やかになりました。

破れていた各ボールジョイントのブーツも替えました。
(^_^)

ボールジョイントブーツが破れていると、
水や泥などの汚れがジョイント内部に侵入し異常摩耗の原因になります。
摩耗が進行してガタが出ると、異音が発生したりします。
最悪の場合、ジョイントが抜け落ちて走行不能になる場合もあります。(；ﾟДﾟ)

あとは・・・
取り外した逆の手順で組付けて行けば片側は終了です。

同様の作業で反対側が終了すれば、
フロント側のサスペンションは完成です。

後編につづく・・・

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