エスティマHV　ハイブリッド・バッテリー交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

エスティマ・ハイブリッドがエンジンチェックランプ点灯等の不具合で入庫しました。
診断してみると･･･
ハイブリッドシステム異常のトラブルコードが出ます。
ＨＶバッテリー内のバッテリーセルの電圧にバラツキがあるようです
駆動用ハイブリッドバッテリー交換が必要ですねぇ (~_~;)

エスティマのＨＶバッテリーは、センターコンソールの部分に搭載されているので、
運転席・助手席、両側のシートを取り外し、内装をバラす必要があります。

駆動用バッテリーの高電圧部分に触れる作業になるので、バッテリーのサービスプラグをあらかじめ取り外して高電圧を遮断しておきます。
ＨＶシステムが始動しないように補機バッテリーのマイナス端子も外します。

センターコンソールのカバーを取り外すと駆動用バッテリーが姿を表します。
バッテリー本体はカバー内にあります。

ＨＶバッテリーの作業に掛かる前に、高電圧系統の０ボルト確認をします。
エスティマの場合、ワイパー機構を取り外し、カウルトップパネルを外さないとできません。
カウルトップパネルの下にあるＨＶインバーターの端子カバーを開けて、
高電圧系統に電圧がかかっていないことを確認します。
駆動用バッテリーは「ＤＣ２４４．８Ｖ」なので安全のために欠かせない作業です。
確認できたらこの部分はすぐに復元しておきます。

ＨＶバッテリーカバーを取り外すとバッテリー本体が見えます。
オレンジ色がすべて高電圧系統のケーブルです。
このバッテリーは２階建て構造になっていて、上下を分離して取り外します。

大きくて重量があるのにステーなどが貧弱なので慎重に取り扱います。
ＨＶバッテリーの取り外しが完了しました。

届いていた再生バッテリーを逆の手順で搭載します。
取り外した内装やシートを復元し、最後にスキャンツールを接続してトラブルコードがないことを確認して作業完了です。

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