- エンジン関連修理・整備
2020年07月15日 23:50冠水した道路を走行する場合はご注意を!(ウォーターハンマー現象)
昨今の梅雨前線がもたらす大雨により道路の排水が間に合わず冠水してしまっている道路があちらこちらで見受けられます。
土砂降りの中、そのような道路に出くわしてしまった場合、どうされますか?
前の車に付いてそのまま進みますか?冠水路面に入る前に引き返しますか?
よくニュースで冠水した道路を車が波を立てながらザブザブ走っている映像が流れていますよね・・・あんな映像を放送するから皆さん大丈夫だと思って行ってしまう一面もあるように思います。
私の個人的な見解では、タイヤが半分浸かるぐらいの水深になると車が故障する危険性大です。
人の心理ではこのまま突き進んでチャレンジしてしまいたい気持ちも解らないでもないですが、
深そうだと思ったら、水に入る前にハザードランプを点灯させて停車させ、道路を迂回するのが無難です。
こちらのお客様の車は最近の大雨で冠水路を走行したためにエンジン吸入口から水を吸い込んでしまいました。
水が入った燃焼室ではピストンが圧縮しきれなくなり、ピストンを連結しているアームが折れてエンジンの壁を突き破ってしまっていました。
こうなってしまうとエンジンは治りません。
エンジンごとの交換になってしまいます。
エンジン内部を覗いてみるとピストンに水たまりが確認できました。
エアークリーナーも水浸しでした。
お客様とご相談のうえ、走行距離の少ない中古エンジンに載せ替える作業を実施しました。
その2日後、同じく土砂降りの雨の日でしたが、別のお客様がやはり冠水路を走行してエンジンストップ。
こちらのお客様のエンジンのシリンダー内部にも水が・・・
残念ながら年式も古かった為、廃車になってしまいました。
エンジンルーム内はある程度の水の侵入を想定した設計が施されていています。
電気系統のコネクターなども防水処理がなされていますので、大雨が降っていたとしても決定的なダメージを負うような故障は起こりません。
しかし、冠水している道路のように下から侵入する水はいかがでしょうか?
車によってはエアークリーナーボックスがキャビンの下についている車もあります。
一度、エンジンルームを覗いてエンジンのエアー吸入口の位置を確かめておくのもいいかもしれませんね。
それよりも、危ないと思ったら迷わず迂回しましょう\(^o^)/
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店舗情報
- (株)中山モータース
- 認証工場:愛第1767号
中山モータースは豊川市にある整備工場です。お気軽にお問い合わせください!
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- 月火水木金土 8:30~19:00
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 住所
- 〒442-0821 愛知県豊川市当古町本郷前73
- アクセス
- R362号線(姫街道)沿い。豊川に架かる当古橋西側の当古町交差点の角です。
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