- エンジン関連修理・整備
2020年06月16日 18:05日産 デイズルークス B21A 音鳴り修理 その3
今回は日産 デイズルークスの音鳴り修理を最後までやっていきます。
前回はタイミング・チェーンまでばらし終えたので組み付けからです。
基本的にはばらした逆の手順で組み付けます。
チェーンを組み付けていきますが、チェーンに色付きプレートが付いていますので各スプラインにも付いている印と合わせて、その後にガイド、テンショナーを付けていきます。
エンジンをかけた時のすぐの潤滑の為、組み付ける時にはエンジン・オイルを塗っておきます。
エンジン内部はトラブルを避けるためにも規定トルクで締め付けていきます。
数値はネジのサイズで変わりますから、それに合ったトルク・レンチが必要です。
したがって、数種類必要になります。
次にタイミング・カバーを取り付けるのですが、シール・ガスケットを塗らなければならず、塗ったら乾ききる前に組み付けなければならないので、お客様が来られたりしたらヒヤヒヤものですw
オイル・パンも同じようにガスケットを塗って組み付けます。
クランク・シールを取り付けてプーリーも取り付けます。
プーリーは回転方向に遊びがあるため、タイミング・カバーとプーリーの位置を合うように確認しながら締め付けます。
締め付けも最後は角度締めなんでコイツの出番ですw
ヘッド・カバーの周りのパッキンを交換して組み付けます。
プラグ・ホールの所のシールはASSYでしか部品が出ないので、今回はパッキンのみの交換です。
インテーク・マニホールドのパッキンも交換です。
基本ゴム製品は分解したら再使用はしません、漏れの原因になりますので。
補器類も順調に付いていきます。
さぁエンジンがかけられる所まで組み終えました。
水とオイルを入れてセル・モーターを回します。
・・・
音鳴りも止まって絶好調w
暫くエンジンをかけておいてオイル漏れを確認し、水のエア抜きをします。
終われば組み上げて試走に行きます。
音鳴りやトラブルも無いので終了です。
これで気持ち良く愛車に乗って貰えると幸いですw