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ハイ、どうも～( *´艸｀)


整備担当say_Bでございますぅ!!

本日も、車の整備、やっていきたいと思いますぅ。

さて皆さん、車の発する音の中で、異常を知らせてくれる音って聞いたことありますか??


例えば、キュルキュルやキーキーなど金属がこすれるような音やゴーゴーやギギッなどのべアリング音、内装のミシミシ音や風切り音など､､､

その中でも今回は、『ゴトゴト』や『がこっ』等
”足回りの不具合”を示すような案件をやっていきたいと、思いますぅ(*'ω'*)


今回のお車はといいますと､､､

『日産　エルグランド　TE52』でございますぅ。

ちなみに、本症例は他の日産車（セレナやコンパクトカーなどの普通車）でも
発生しやすいものとなっておりますので、経験された方は多いのじゃないでしょうか｡｡


では早速､､､

エルグランドユーザー様から、部品の持込み交換のご依頼を頂きました!!

その部品がコチラ↓↓

『ロアアーム』左右
中古品を購入されての持込みでございますぅ(*'ω'*)


どこの部品かと言いますと､､､

前輪のハブナックルとフロントメンバーを接続している部品でございます。

この部品が悪くなると、路面の凹凸やノイズを拾いやすくなったり、少しの段差でも
『がこっ』『ゴトゴト』など、何かが外れそうな音と振動が感じられます(;'∀')


今回は、ユーザー様がガタつきを感じるようになり、ひどくなる前に交換をとのことで
作業させて頂きました(*'ω'*)


ではなぜ、そのようなことが起こるのかというと､､､

サクッと説明しますと、この黒いゴムの塊”ブッシュ”が切れてしまうからなんです!!

ゴム製なので、当然経年劣化致します。。
少しずつ硬化していき、最終的に切れてしまいます。

通常このブッシュが振動を吸収し、ドライバーへ伝わるのを防いでいます。
これが劣化してしまうことで、上記のような症状が発生する、というわけでございますぅ。


交換自体は意外と簡単なので、作業風景は省きますが、
取り外した部品を見てみましょう!!

片方のロアアームに2個のブッシュが付いているのですが、
左右ともブッシュに亀裂・ヒビ・硬化などが見られます(;'∀')

交換する部品と比べてみましょう↓↓

一目瞭然ですね(;'∀')


ちなみにこのブッシュは、ブッシュのみの交換ができるものもあります。
が、、、
圧入されている為、抜くのも組み込むのも結構大変です｡｡｡

ので!!
今回のようにアッセンブリ（一体）交換の選択が多いと思います(*'ω'*)

無事交換が終わったら、必ずアライメントの調整を行いましょう!!
足回りの部品を交換した際は、アライメントの狂いが生じる可能性が高いです。


そして交換時のPOINTですが、
ブッシュ部のボルトを締めるときは”1G状態”での締め付けを推奨します。
※1G状態＝車の全輪が接地した状態（全車重が全輪に等しくかかっている状態）
リフトやジャッキアップした状態だと、ロアアームの角度が変わりブッシュにねじれが生じています。
そのねじれを防ぐために出来るだけ1Gでの締め付けをお願い致しますm(__)m

たったこれだけの作業なんですが、
驚くほど効果があります!!

フィーリングが向上し、キビキビした走りが蘇ります(*'ω'*)


このように、足回りだけでなく、エンジンマウントやミッションやデフのマウント等
車にはたくさんのブッシュが使われています。
※競技用車両等はブッシュをウレタンや金属に交換し”リジッド化”することもありますが
普段使い時に結構しんどいですww

そのどれもが同じように経年劣化しているのです。

今回のように異音や振動が発生した場合だけでなく、古い車や長期保管された車などは
足回りのリフレッシュをすることで、車本来の性能が発揮できますよ(*'ω'*)

全てリフレッシュするには、相当な時間と費用が掛かります(;'∀')
ので、少しずつやっていく事をおススメします(*'ω'*)

当店でも、リフレッシュメニューの提案を致しますので、お気軽にご相談ください(*'ω'*)


では今回はここまで!!

次回も車の更なる高みへ｡｡｡

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