エンジンチェックランプ点灯･エンジン不調【シボレー ソニック】｜車検・点検・修理のグーネットピット

みなさんこんにちわです。

世間には変わったクルマを欲する方もいらっしゃるようで。。。

当店、そのような個性的なお客様大歓迎です！

この記事を読んでらっしゃる皆様。
ご存知ですか？

ゼネラルモータース
シボレーブランドの
ソニック

というおくるま。
まずちょっとご紹介しちゃいましょうかね（笑）

そんなのいらないって？？
まぁまぁ（笑）
クルマ豆知識としていかがですか？

いろいろ大人の事情で文章のみのご紹介にはなってしまいますが。。。

まず外観ですが、丸目４灯のヘッドライトが睨みを利かしていて
強そうな顔つきです。

写真はないのでインターネットで調べてみてください(笑)

シボレーソニックは2011年10月より日本に導入されました。
韓国GMで生産され、エンジンは1600㏄。トランスミッションは6AT。
コンパクトボディに1600㏄エンジンなので、なかなかパワフルな走りができます。
6ATはマニュアルモード付ですが、マニュアルモードはシフトレバーに装着されている＋－ボタンで操作するという微妙な設定。
乗り味は、The･シボレーの乗用車といった感じの、いい意味で大味で優しい感じです。

個人的には見た目は好きで、カッコいいと思います。はい。

内装はこんな感じ。日本導入は右ハンドルのみでした。

内装に関しても写真が。。。

少し太めのステアリングは使いやすく、しっとりとした操舵感です。
メーターパネルはタコメーターが針式のオーソドックスなものですが、スピードメータはデジタル表示となります。
国産車にはないとても個性的で、独特なデザインです。



と。
クルマの紹介はこのあたりに。
今回ご入庫したソニックさん。

これから遠方にお出かけ！！

そんな時にエンジン不調が顔を見せたご様子。

お客様訴えとしては
・一気筒死んじゃったような感じになる時がある。
・エンジンチェックランプとESCのチェックランプが点滅する。
・その状態になると変速もおかしくなるような気がする。

実際に乗ってみると、確かにがくがくブルブル。
だけど、いつもじゃないんですね。

たまにそうなる。

そしてスキャンツールを接続しても、エラーコード検出できず。

しかし、乗ってみて症状が発生したときの感じがうまく点火できていない感じがつよいこと。
その状態を抜け出すと、変速も普通、加速も普通。
ブレーキに関して異常が感じられないため、アナログに点火系の目視点検。

スパークプラグをはずして点検。

写真は外してから少し時間が経っているので乾き気味に見えますが外したその時は
ガソリンを燃焼できず、湿っている状態。

一番手前のプラグが1番シリンダーのもの。
特にカブリがひどく、明らかに点火できていない様子。

この時点ではスキャンツールにエラーが出ていないため、1番と2番のプラグを入れ換え、
再度試運転。

やはり失火している感じがしますね～。

工場に戻った際にちょうど良くエンジン不調が顔を出してくれたので、すかさずスキャンツールで状態確認。

cylinder No.1 missfire(失火)の回数が以上に多く、
その他のシリンダーでもmissfireのカウントあり。

プラグを入れ替えてこの症状ならばイグニッションコイルで間違いないでしょう。

ということで、交換時期のスパークプラグ(ｲﾘｼﾞｳﾑﾌﾟﾗｸﾞではない)とイグニッションコイルを発注。

珍しいクルマの部品なので、お取り寄せまで少々時間をいただきました。

このソニックに限った話ではなく、スパークプラグも消耗品です。
最近のクルマはイリジウムプラグが標準装着なので交換スパンは長いですが、
それでも10万キロ走行したら交換をお勧めいたします。

このソニックに装着されていたプラグはイリジウムプラグでないことを踏まえ、
走行距離も31000kmと交換時期(20000～25000kmくらいが目安)も到達していましたし、
製造メーカー的にも今まで苦い思いをさせられたプラグでしたので交換とさせていただき
ました。

写真上が新品のイグニッションコイル。
下が今まで装着されていたもの。
防水シールの形状が少し変わっています。

それにしても4気筒分まとめているイグニッションコイルなんて初めて見ました(笑)

新品コイルには「Made in Korea」シールが張り付けてありました。
本当に韓国製なんですね～。
メーカーはAC Delco。

別角度。

そして組付けを行い、スロットルボディの清掃及び初期学習を行って作業完了の運びとなりました。


作業完了後の試運転で思ったこと。


プ
ラ
グ
を
交
換
す
る
っ
て
大
切
ね。


調子の悪いイグニッションコイルを交換した影響が大きかったのかもしれませんが、
低回転からぐいぐいとトルクが盛り上がって、まるで別のクルマのように
パワフルな走りになりましたとさ～

たかが消耗品。
されど消耗品。

そうです。

クルマなんてもんは消耗品の集合体なのです。