- 吸排気系修理・整備
- ダイハツ コペン
2019年08月08日 18:57ダイハツ コペン 出力不足修理 流山
走行時に力不足を感じるという事で、点検ご入庫いただきました。
実際に走行してみると、シューシューと異音が聞こえてターボが効いていない様です。
エンジンルームを開けて点検します。
ボンネットを開けると、まず目につくのがインテークまわりのオイル汚れです。
試運転した時の症状と合わせて、どこかのホースが切れてしまっていると考えられます。
各ホースを点検していきます。
今回の破損箇所が、写真の緑線の部分です。
インタークーラーの後のゴムホースが切れてしまっていました。
このホースは、外側に耐熱バンテージが巻いてあり、ちょうど外観では破損が確認できない状態になっています。
ここが切れてしまっているため、ターボチャージャーで加給された空気が逃げてしまいます。
今回の不具合は、ゴムホースの経年劣化によるものです。
その場合、破損箇所のみ交換しても、今後他のホースが同様の状態になり、同じような不具合を招く可能性があります。
その為、今回は、関連するゴムホースをまとめて交換させていただけるように提案いたしました。
もちろん、破損箇所のみの修理も可能ですので、その都度、お客様とお打ち合わせをして、修理の方法を決めていきます。
コペンのフロントまわりは、狭いスペースに部品がぴったり収まっています。
インテークまわりのホースを交換するには、フロントバンパーを外して、エアクリーナーBOXやインタークーラーを外していきます。
写真の物が今回外した部品になります。
この中のゴムホース類9点を交換していきます。
破損しているゴムホース以外にも、プラスチックのように硬化してしまっているものも何点かありました。
ゴムホース類の経年劣化での修理の場合、破損していないものも隠れた不具合を抱えている場合がありますので、関連個所はまとめて整備させていただいた方が、予防整備にもなり、同じ症状での再入庫も防ぐことができます。
インテークまわりのホースを交換したのち、外した部品をすべて組付け、その後試運転をして症状が改善されていることを確認して、修理完了となります。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成14年 | メーカー・ブランド | ダイハツ |
---|---|---|---|
車種 | コペン | 型式 | LA-L880K |