- ミッション・駆動系修理・整備
- スズキ ジムニー
- 費用総額:124,839円
2021年12月02日 17:08ジムニー オートマ変速不良修理 流山
オートマの変速がおかしかったり、変速しない時があるとの事で、修理お預かりいたしました。
工場内に車を入れるだけの移動でも、症状が出ていました。
調べてみると、ATFの不足が直接の原因であることが分かりました。
ATFの漏れはありませんので、不足した原因を調べます。
調べてみると、ラジエータ内部やリザーブタンクの冷却水にオイルが混入していました。
排水してみると、こんな状態です。
状況確認の為、ATFを規定量まで補充し、
冷却水も仮に水道水に入替ます。
その後、エンジン始動
ATFが規定量入っていれば、変速に問題が無い事を確認出来ました。
状況を確認すると、やはりしばらくエンジンを掛けておくと、冷却水内にオイルが混入するようです。
色と匂いから、ATFの混入で間違いないと判断しました。
幸い、ATF側への冷却水の混入はないようです。
冷却水にATFが混入する可能性のある個所という事で、ラジエータの交換でお客様にご提案させていただきました。
ラジエータホースもオイルで劣化してしまっているので、合わせて交換のご説明をいたしました。
下の写真が今回外した部品になります。
下の写真が交換する新品の部品になります。
新しい部品を取り付ける前に、冷却水系統内の洗浄を十分行い、ATFの残留が無い様にします。
その後、外した部品を組み上げていきます。
組付けが完了した後、冷却水の交換を行いエンジン始動。
修理後の冷却水へのATFの混入が無い事、ATFへの冷却水の混入が無い事を確認します。
最後に試運転を行い、そもそもの不具合であったA/Tの変速に違和感が無い事を確認し、修理完了となります。
不良と思われる交換したラジエータを分解します。
パイプ状のものが、ラジエータロアタンク内のATFクーラーです。
よく見ると亀裂が入っています。
この亀裂からATFが漏れ出て冷却水に混入したものと思われます。
この亀裂が初期の劣化であった為、ATF側に冷却水が入り込んでいなかったものと考えられます。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成15年 | メーカー・ブランド | スズキ |
---|---|---|---|
車種 | ジムニー | 型式 | TA-JB23W |
費用明細
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
部品一式 | 1.0 | 67,890 | 67,890 | 課税 | 部品 | |
工賃一式 | 1.0 | 45,600 | 45,600 | 課税 | 整備 |
小計(課税) (①) | 113,490円 |
---|---|
消費税 (②) | 11,349円 |
小計(非課税) (③) | 0円 |
値引き (④) | - 円 |
総額(消費税込) (①+②+③) | 124,839円 |