- その他電装系取付
2019年10月18日 11:14ダイハツ エッセ オーバーヒート修理
ダイハツ エッセです。
走行中にオーバーヒートしてしまい、レッカー搬送にて弊社へ入庫頂きました。
点検を実施した所、冷却水システムからの水漏れは無い様子。
しかしながら、オーバーヒートした際に、サブタンクから冷却水を拭いた形跡はありました。
早速、診断機にて水温を確認しながら点検していきます。
やはりと言いますか、水温がオーバーヒート寸前の温度になっても、クーリングファンが回りません。
水温100℃を超えたあたりで、ハンマーでコンコンとクーリングファンモーターにショックを与えると、回りだしました。
クーリングファンモーターの故障で間違いない様です。
↑ラジエター後部にとりついている換気扇の様な物がクーリングファンで、ファンの真ん中に取り付けられている丸い物がモーターです。
クーリングファンモーター、ファンとシュラウドを取り外しました。
真中のモーターを交換していきます。
今回、完全にオーバーヒートをさせてしまっている為、サーモスタットと呼ばれる水温を管理するバルブも同時交換します。
このサーモスタットですが、オーバーヒートしてしまうと壊れてしまう事が多く、今回、オーバーヒートの主原因(クーリングファンモーター)を修理しても、このサーモスタットが壊れてしまっているが為に、再度オーバーヒートしてしまう事が往々にしてあります。弊社ではそういった事を防止するために同時交換をしております。
同時交換の場合、工賃や消耗品をセーブする事が出来るので、お財布的にもやさしいのです。
交換後、クーリングファンモーターとサーモスタットがしっかりと作動している事を確認して、ご納車となりました。