クラウンハイブリット　フロント損害　板金塗装｜車検・点検・修理のグーネットピット

いつも当ブログご閲覧ありがとうございます。6月に突入、今日は米沢ではオリンピックの聖火ランナーが心地よい日差しの中、お披露目をしていました。今回はクラウンハイブリッド　フロント周り損傷修理のご報告。

損害はフロント中心で、フード、左右フェンダ、フロントバンパ、左右ヘッドランプ、ラジエータ、コンデンサ等交換。骨格部分はフレーム修正が必要です。

分解後、ある程度、振っているフレームを正常な位置に、10ｔの油圧でゆっくりと戻していきます。この時、引き作業で2次損害を起こさないよう注意が必要です。

大きな損傷の為に数か所、ハーネスの断線を確認。ハイブリッドですので、慎重に損害を確認しながら、ハーネスの補修をも行います。

損害によりポップアップリフターが作動しているので、全てのセンサーは交換となります
。交換しないとウオーーニングランプが点灯し続け、ポップアップリフターは作動しないことになります。

インバータのクーラントも損害で漏れ、注入時は診断機を使用しながらの作業となります。万が一エアが混入すると、ハイブリッドシステムの不具合を招くので注意ながらの作業となります。

このクラウンは新ガス1234。昭和の時代にR12と言うフロンガスでエアコンを稼動させていました。そのガスがオゾン層を破壊すると言うことが分かり、平成に入り数年経過後、R134aと言う代替えフロンを使うようになりました。
今度はそのR134aが地球温暖化に悪影響を与えるという事で、2015年付近より新しいエアコンガスとして1234ｙｆが使われ始めました。地球環境に優しいガスですが、200ｇ¥16,000円と大変高価なものになっています。

ボデー修復後、エーミング点検調整作業をも実施。安全にお乗り頂く為の必要完成検査のひとつです。

作業は長期にわたりましたが、安心安全にお乗り頂くために誠心誠意を込めて、丹念に修理させて頂きました。ご入庫ありがとございます。

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