アウディTTクーペ タイヤ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

お客さん持込みにて、アウディ TTクーペのタイヤ交換をしました。

組付けるタイヤは、ハンコックVENTUS V12 evo
サイズは245/45R17になります。

↑アウディ始め、ワーゲン、ボルボ等は、ハブボルトに盗難防止用の飾りキャップが付いています。

Uの字型のクリップが車載工具入れに載っています。
これで掴んで外すんですが、
これ、意外と紛失等で入ってない車が多かったりするので、このクリップは自前で持っています(^◇^;)

これ以外のもので外そうとすると、キャップやボルトホールに傷が入ったりするんですよね...(-_-)

ミシュラン プライマシーHPからの交換です。
オゾンクラックが出てきていますね。
ミシュランはサイドウォールのたわみが緩いので、空気圧管理をしっかりしないとクラックは入りやすいです。

補足をしますが、欧州拠点のメーカーのタイヤ及び、扁平率の低いタイヤの多数は、ETRTO（エトルト）という規格で作られており、普通のタイヤとちょっと違ったりします。
何が違うかと言うと、荷重性能の捉え方が違うんです。
ETRTO規格のタイヤは、サイドにREINFORCEDまたはEXTRAROADの表記があります。
この表記のあるタイヤ、日本のJATMA(ジャトマ)規格と同じロードインデックスでも、空気圧が低い時の荷重性能が劣るのです。
ですが、空気圧を入れれば入れる程、荷重性能がJATMA規格よりETRTO規格の方が高くなります。
ただし、MAX290kpaまでです。
それ以上入れても荷重性能は上がりません。
なので、ETRTO規格での空気圧低下は、タイヤの荷重性能を著しく落とす事になりますので、注意が必要です。

バラしました。
リム清掃をし、新品のエアーバルブへ交換します。

リム汚れは綺麗になりましたね。

エアーバルブですが、ご覧の様に長いものや短いものがあります。
車種やメーカーによって様々あるので、どちらでも対応できる様に何種類か常備しています。
今回は長い方を使います。

ちなみに、最近レイズのホイールによく付いている、ショートタイプのゴムバルブ(TR412)や、タイタンやエルフに付いている大きいタイプ(TR415)も常備していますよ。

組み上がりました。
これからホイールバランス調整をします。

綺麗に回っていました。
アンバランスの値も適正値だと思います。

ちなみに、あまりにもアンバランスの値が悪い場合は、位相ずらしをして、チェックし直します。

車両へ取り付けました。
裸のボルトの頭が確認できますでしょうか？
ここにキャップを被せます。

↑キャップを被せるとこんな感じです。

初めて欧州車を乗られる方が国産車感覚でタイヤを外そうとすると、まずキャップで躓くと思います。
お気を付け下さい。

全体です。
足元が綺麗になると、印象がガラっと変わりますね。

元々のカッコ良さが、さらに引き立ちますd(^_^o)

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