アウディA5 タイヤ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

アウディA5のタイヤ交換をしました。

タイヤはデリンテのD7で、
サイズは245/30R20になります。

ハンドルが取られると伺っていたので、現車を見る前に大体の症状が予測できました。
低扁平率のタイヤは空気の内容量が少ないので、透過によりエアーが少なくなるスピードが早いのです。
こまめにエアーを見る方も少ないですから、
空気圧不足でセパレーションを起こしているか、偏摩耗が起きているか、そのどちらかだと思いましたので、少しでも荷重性能のアドバンテージを上げる目的で、荷重性能の高いデリンテをお勧めしました。

フロント2本の交換になります。
リバースホイールなので、裏側を表にしてセットします。

バラしたら、リムについたゴム汚れを削ぎ落とします。
エアーバルブのナットの緩みも確認します。

バラしたタイヤですが、
案の定、内側になっていた方がセパレーションを起こし、空気だまりができていました。
荷重が乗ると、グニャッと腰が砕ける様になるのと、バーストの要因になり危険です。

車高を下げて、若干ネガティブ気味のキャンパー角になっていると、内側に荷重が乗りやすく、ETRTO企画のタイヤで空気圧が低いまま継続して走行してしまうと、内側だけこうなってしまうケースがかなり多いです。
内側にこの様な症状が出ると、目視での確認がなかなかし難いです。

なので、適切な予防策が必要になります。

元のタイヤはピンソで、荷重指数はETRTOの93になります。
新しいデリンテはETRTOの97になり、290kpa時の最大負荷荷重は、1本あたり60kg上がります。

組み上げるとこんな感じになります。
こうやって見ると、ほぼホイールですね(^◇^;)

ホイールバランス調整です。
リバースホイールは内側のリムの肉が薄いので、低扁平タイヤを装着すると歪みが出ているものも多いです。
こちらも若干ですが、歪みが出ていました。
アンバランスは少ないので、そこまでハンドリングに影響は出ないと思われます。

車両に装着しました。

試走して頂きましたが、激変したとのご感想を頂きました。
なかなか面倒だと思いますが、空気圧点検でタイヤの寿命は確実に伸びますので、
日常的に点検して頂きたいところです(^^)

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