日産　セレナ　Ｃ２７　エアコンが弱い　ガス補充後１か月で弱くなった　ガス漏れ　エバポレーター　リアエバポレーター　交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

　みなさまこんにちは

今回は日産セレナ　Ｃ２７　エアコンの効きが悪く、他でガス補充をしたが１か月くらいでまた効きが悪くなったとのことで、直してほしいとのご依頼での入庫です。

今回は比較的はっきりした故障経過なので、ほぼ漏れは確定だと思われますが、万が一のことを考えて一先ずガスを入れたら正常にエアコンが効くのかを見ていかなければなりません。

最初のゲージ接続をした写真を撮るのを忘れてしまいましたが、高圧低圧ともに低めでしたので、ガス不足の可能性が大きいと判断しましたが、エアコンは何があるかわからないので、確認でガス補充してしっかり効くことを確認後漏れている個所を探していきます。

日産は漏れた場合発見しやすくするために蛍光剤というものが入ってるのですが、最初探した時に蛍光剤が見つけられませんでした。

もしや入っていないのでは？？と思い少し蛍光剤を足してみて再度点検。

写真のようにばっちり出ました。
一か月で効かなくなるくらいなので、普通は発見するのは楽です。
漏れている個所はわかりますか？

左側後ろのタイヤの後ろのリヤバンパーのところが光っています。

初めて見る方に捕捉で、蛍光剤をエアコンラインの中に入れるとガスが漏れているところから蛍光剤も一緒に漏れてきます。
紺だけ出てくると目視でも何となくわかりますが、蛍光剤に紫外線ランプをあてるとこういう風にはっきりわかるようになります。

ミニバンなど車室が大きい車は前と後ろに２つ風邪を冷却する装置がついています。

名称はエバポレーターで圧縮されたガスを一気に気化することにより熱を奪い空気を冷やす装置になります。

なぜバンパーのところに蛍光剤があったかというと、車が止まっているときにエアコンをかけてると水がおなかから垂れてきますよね、その水はエバポレーターの所の空気中に合まれていた水分が結露して液体になったものです。エバポレーターからガスが漏れているとその排水と一緒に漏れたエアコンオイルに含まれている蛍光剤も一緒に出てくるのでエバポレーターが見えなくてもわかるということです。

使途を外して内張を外すとクーリングユニットがあり、この中に風を送り出すブロアモータと前記のエバポレーターが入っています。

前のエバポレーターよりは楽なのですが、漏れているかどうか確認するためだけに分解するのは大変なので蛍光剤で漏れているところを探します。

エバポレーターは２つでもコンプレッサーは１つので、車のおなかを伝ってきたガス管が写真のところから室内に入っていきます。

ここ全体と接続されているのでここを切りはなしてリヤクーリングユニットを外します。

これが外したクーリングユニットで長さは大人の胴体くらいあります。

これがリヤのエバポレーターで蛍光剤入りのオイルでベトベトです。

エバポレーターの下に置いてあるのがエキスパンションバルブといってここでガスを霧状に噴射します。

組みなおして全部接続が終わったら真空引きをしてガスを入れてオイルも補充します。

コンプレッサーの交換は新しいコンプレッサーにオイルが入っているので、取り付けるときに量を調整するだけでいいのですが、ガス漏れの場合はオイルも一緒に漏れているのでオイル補充は絶対です。

今後のために和光ケミカルのパワーエアコンも添加しました。
パワーエアコンは潤滑性能の向上だけでなくクーラーラインの汚れや水分を分解するだけでなくOリングなどのゴムシールの膨張効果もあるほか、フリクションロスを軽減する効果も抜群のため燃費向上もするので定期的に添加をすることをお勧めします。

最後にエアコンが効くかどうか確認をし、完成です。


エアコンの故障は東京大田区のコイドリペアリングまでご依頼ください。

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