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2022年03月31日 12:14ポルシェ987 インターミディエイトベアリング対策 奈良市
ポルシェ996後期から997前期のエンジンについてインタミ(インターミディエイトシャフト)ベアリングの問題が取り上げられる事が良くあります。
今回の作業は987ボクスター前期型のオーナー様より、
ある回転数での異音修理作業のご依頼を受けました。
エンジンを始動し、
まだ水温が冷えている時は音は出ませんが、
エンジンが暖まってくると2000回転越える位で ”キー!!” という大きな音がでました。
最初はミッショントラブルを疑いましたが、
どうも音の出ている箇所がエンジンの後ろの下あたり。
原因をインタミベアリングと判断し、
作業に取りかかります。
ミッションを降ろしクランクリヤの下にあるベアリングカバーを取り外します。
見た目には損傷の様なところは見られませんが、ベアリングの種別と適合する部品の特定をします。
やっかいなことにこのベアリング、ベアリングがカバーの内径より大きいのが装着されています。
部品を調べて見ると対応する部品はありました。
但し作業するにはこのベアリングカバの入るクランクケースの穴を拡大しなければなりません。
部品を取り寄せ、クランクケース側の穴を専用工具で拡大。
純正のベアリングを抜き取ります。
回してみるとゴリ感が酷く、
異音の原因はこのベアリングと確信しました。
交換する部品はベアリング、ベアリング軸受け、ベアリングカバーの3点です。
装着は外した作業工程の逆の手順で進めます。
せっかくミッションを降ろしたので、
クランクシールも交換します。
後はミッションを積み込み作業終了です。
エンジンを始動し試運転したところ、
異音も無くなり心なしかフリクションも減った感じでスムーズにエンジンも回っているようです。
今回交換したベアリングは純正の丸ボールでなくニードルタイプになっています。
こちらの方が高荷重で耐久性も良くなります。
今後はインタミの不安から解消されますね。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成20年 | メーカー・ブランド | ポルシェ |
---|---|---|---|
車種 | ボクスター | グレード | ボクスターS |
型式 | ABA-98721 |
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