マニュアル対応の店舗に注意。フォレスターリフトアップカスタム！！｜車検・点検・修理のグーネットピット

こんにちは。
能美市のタイヤホイル専門店ピットブルです。

今回ご紹介するのは少し異例の内容。
車種はリフトアップ仕様のフォレスターです。

一見、リフトアップ＆WORKホイールののシーカーでカッコよくまとまったクルマに見えますが、、
オーナー様にとっては一つ不満点が、、
それは下の画像を見て頂けるとわかりますが、、

フロントの車高に対してリアの車高が高すぎる。
これはオーナー様本人から直接ご連絡頂いたのではなく、オーナー様のご友人からSNSにて当店にご相談いただきました。
施工店した某県内タイヤショップには相談済み。
しかしまともな対応をしてくれなかったとのことです。

調整式でしたのでオーナー様理想の高さになるようにセットさせていただきました。

数センチの差かもしれませんが、車体全体から見れば数センチでもとても大きな数字です。
今回はリアのキャンバー調整を可能にするために調整式のロッドをご持参いただきました。
アムテックス製のトーコントロールロッドですね。
社外パーツで車高をある程度変えるとこのアイテムが必要になってきます。

純正の偏芯カムに加えてターンバックル方式のロッドで調整可能です。
ローダウン仕様、リフトアップ仕様の両方で活躍できる万能アライメント補正アイテムです。
フォレスターの他にWRXやBRZにも人気のパーツですね。

そしてそのままアライメント調整作業へ。

リアの車高調整だけであれば調整のみでアライメント不要というのもアリでしたが、前回施工店舗でとったアライメントデータを確認したところ不可解な部分がありましたので再調整をおススメしました。

リア側は車高を数センチ変えたのでアライメントの数値が変わるのは納得できますが、
問題はフロント側です。

まず初歩的なところでフロントのトー角。
明らかにセンターからズレており、真っ直ぐ走れる数値ではありません。

そして注目はキャンバー角。
ローダウン車でもないのにキャンバーが1度も付いています。
ホイールのサイズも決して寝かさないと入らないサイズというわけでもありません。
オーナー様が希望してキャンバーを付けたわけでもありません。

タイヤを早く偏摩耗させて新しいタイヤを買わせるつもりでしょうか？？
オーナー様からしたら笑えない状況です。

乗り方が街乗りメイン、ホイールサイズはツライチサイズではないということを踏まえて改めてキャンバー角、トー角を補正させていただきました。

街乗りメインの車でSUVタイプであればフロントキャンバーは1度も必要ありません。
それでも若干の安定性を持たせるため完全なゼロではなく、10分ほど寝かせました。
トー角も同じく直進安定性も考慮して5分程インの状態にセット。

少し奥まったように見えたホイールもキャンバーが起きたことでツラが出てカッコよくなりました。
最後にオーナー様にも車高、アライメントの状態を試乗をもってチェックしていただきました。

ちなみにリフトアップを依頼した施工店に車高の変更を相談したところ、これが純正比で希望の分だけ上がった車高なので。
と冷たくあしらわれたそうです。
高額なホイールと車高調を販売しておきながらなかなかの無責任な対応ですね。

重要なのは純正比が、、ということではなく、そのオーナー様が仕上がりに満足しているかどうかではないでしょうか。

試乗も完了し無事に作業完了。
車高の違和感も無くなりかなりイイ感じになりました。
遠回りになりましたが、高額な車高調キット＆ホイールに変えた甲斐がありましたね(^^)

皆様も販売するだけでまともに向き合ってくれないショップには注意しましょう！！

ご依頼誠にありがとうございました！

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