BMW　G30　５シリーズ　ATF圧送交換＆オイルパン交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW　G30　５シリーズ　ATF　ATｵｲﾙﾊﾟﾝ交換　でのご入庫ありがとうございます。
BMWではATFは無交換でよいとされていますが・・・・・
交換はした方が良いです。絶対。
で・・・・
ＡＴＦを交換されるなら、ＡＴフィルター一体型オイルパンや、ＡＴオイル漏れの鉄板であるコネクトスリーブは同時に交換しましょう。

アンダーカバーを取り外し、オイルパンとご対面。
ドレーンのブラスチックボルトが舐めやすいので注意が必要です。
ドレン排出量は3～４㍑です。

走行距離35000Ｋｍほどですから、そんなに汚れていませんね。
ただいま弊社には、不動となってしまったｶﾜｲｿｳなF30（75000Km）が入庫中ですが、やはりソレと比べてもキレイです。
ちなみにAT8HP50Zは同じものとなります。

オイルポンプを取り外し、コネクトスリーブの交換をしていきます。
最近は減りましたが、E世代の6HPではAT漏れと言えば、ココでした。
何台変えたことやら・・・・
コネクターを取り外し、内部のスライドピンを解除、引っこ抜いて交換です。

新旧比較です。
奥が旧いものです。やはりOリングはやせてきていますね。
シリコンスプレーを塗布して組付けます。
コレが…意外と固く入りにくいのです。

私は50mmの圧入プレートで押し込みます。
傷付けずに奥までしっかり入ればOKです。
きちんと入っていれば、スライドピンは楽に入ります。

オイルパンも組付けていきましょう。
尚、ATのオイルパンは純正品を使用します。
純正品は内部マグネットが4つあり、また初期に良くトラブったオイル漏れに関しても対策が施されています。

社外品オイルパンは今の所、マグネットが2つしかないものですし、オイル漏れに関しても対策前の形状をしており、トラブル防止の為、弊社ではATFオイルパンは純正しか使用しません。
また、社外品の持込み作業お断りします。

内部を洗浄し、新品オイルパンを取り付け、圧送の為のSSTを取り付けます。
最近ではこういった特殊ツールを用いないと圧送交換できない車種が増えてきました。

BMWの純正ATFは、リッター17000円以上します。
圧送交換ですとそれを15Lほど使います。
それに作業工賃、オイルパン代、その他部品代を合わせると30万円は軽く飛びますｗ
実はＺＦ製のＡＴは意外と適合が多く、個人的にはWAKOSのプレミアムSがお気に入りです。（価格が上がり3300円/㍑）
ちなみにZF純正のオイルはシェル製です。

圧送交換を進めていきましょう。
WAKOSは色も純正と似ていますね。

お奨めのの添加剤、SOD-1を追加し、油温を確認しながら液量の調整をしていきます。

走りもキビキビ一段と良くなりました。

ご用命ありがとうございました。

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