メルセデスベンツ　B180（W246）車検　DSGメンテナンス 名古屋市西区｜車検・点検・修理のグーネットピット

メルセデスベンツ　W246　Bクラス　車検でのご入庫です。
過去には異音でお悩みで、弊社でドライブシャフトの修理をさせて頂きました。
車検では初めてのご入庫となります。
現在１０万㌔超ですが、オーナー様は日頃からご自身でメンテナンスを心掛けており、エアクリーナーやワイパーなどのご自身で出来るメンテナンスはきちんと行われているご様子です。
まだまだ大切に長く乗りたいとの事で、AT（DSG）のメンテナンスもご提案させて頂きました。

車検での基準整備では、スタビリンクにリヤブレーキパッド・スパークプラグを交換させて頂きました。
またファンベルトも新品に交換ですが、Bクラスのファンベルト交換は非常に整備性が悪く、SSTが必要となります。
DIYで工具無し、リフト無しの環境ではまず無理です。あきらめてください・・・。

ではメインのDSGのメンテナンスを紹介していきましょう。
DSGとはメーカーのよって様々な呼び方をなされますが、機械式のマニュアルトランスミッションをAT化させたものです。
クラッチ操作を人力ではなく車両がプロレーサー以上のシフトチェンジスピードで行い、AT並みの快適さとマニュアルミッションのダイレクト感に省燃費性を損なわないAT機構として多くの欧州車ブランドが採用しています。
夢のようなトランスミッションですが、正常な状態であれば・・・です。
W246のDSGもトラブルが多発しており、警告灯が点く、ショックが大きい、バックしないなど色々騒がれていますが、このようなトラブル症状の回避の為にもメンテナンスは重要で、お乗りの方には是非行っていただきたい予防整備です。
基本的に多くのメーカーは、メンテナンスフリーを謳っていますが、そんなこと無く、以前はメンテナンスフリーを謳っていたメーカーも最近は50000Kmｻｲｸﾙで交換推奨に方針を変えてきたメーカーも存在します。
こちらの車両は１０万㌔超ですが、初交換。交換後のインプレッションが楽しみです。
ゲージの付いていないこの車両ですが、（ゲージ

今回は、オイルパンも脱着洗浄して、内部洗浄に、フィルター・ストレーナーも交換です。
オイルパンを取外し、ストレーナーの交換。
汚れは・・・・・
見ての通りです。
マグネット部分にはびっしり鉄粉が埋まっています。
このDSGにはミッション上部にオイルフィルターも付いており、当然交換です。

今回使用するオイルはロイヤルパープル　シンクロマックス。
それにSOD-1をプラスした、私が知りうる限り最良の選択です。
抜けた分の油糧を補充し、ゲージで初期充填を確認。

問題なければ、アダプテーションに油糧調整をしていきます。
アダプテーションは非常に重要で、スキャンツールを用い、初期化調整をしていきます。
油糧は油温で2段階で確認。

OKでしたので試運転を行います。
見違える走りとなり、ユーザーさまも大変喜んでおられました！
ご用命ありがとうございました。

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