BMW E90(325Mスポ）【トラブル修理】停車時のショック　＆　高速走行時突然３速に？！ 愛知県名古屋市｜車検・点検・修理のグーネットピット

BMW　E90　325Mスポーツ　セカンドオピニオンとして、車両診断してほしいとのご依頼です。

症状としては、高速走行時にベタ踏みで加速し、加速終了後に巡行に入ると、突然キックダウンして「恐ろしいほどのエンブレ状態になる。

そして、停止直前に　ゴンッ　とショックがあるとのことでした。

購入店でメンテナンスされていたそうですが、そちらの診断はATバルブボディ交換で１００万円前後では？？との事でした。

大事にされている事が一目で解るフォルムのE90。

人気のあったモデルですね！

私も大好きなモデルです。

当初は３月にご来店され、簡易診断いたしましたが、その時に気になったことがありました。

ラジエータ出口温度センサーの不良です。

ライブデータでの確認は問題なさそうでしたが、フリーズフレームには、－４８度を検出した履歴がありました。

通常では物理的にあり得ない数字です。

３月は弊社の入庫もﾊﾟﾝﾊﾟﾝでｗ４月にじっくり診断しましょうとお約束した上での再来店ですから、きちんとした診断を。

どうやら、水廻りは修理した跡があります。

そして、水温センサーはというと・・・・

なんか配線おかしくね？？

あり得ない配線の突っ張り具合です。

変な所から配線が廻り、引きちぎれかけていました。

多分・・・・ですが・・・・

以前修理した方が、配線の取り回しを誤り、無理やり接続したのでしょう。

その結果、時間が経ち断線しかかった模様。

配線を修理して、ライブデータを確認すると、ECU側でも水温の落ち着きを取り戻しました。

問診の段階で、ATFの交換とオイルパン＆ストレーナーは交換したと伺っておりましたので、AT側はデータ確認を行いましたが、どうやら学習値の初期化とかはおこなわれていないようでした。

初期化を行い、各学習値の最適化を図ります。

その後試運転を行いましたが、停車時のショックも消え、高速走行時もBMWらしい走りに復活です！

実は　AT　と　エンジン水温は密接な関係にあり、水温が既定値に上昇する迄は、高いギヤに変速しません。

今回は、高負荷高回転時に、断線しかかり、水温が異常に低い数値をECUが検出したため、結果的にキックダウンしてしまうというトラブルだったようです。

また、学習値を最適化する事により、停車時のショックも回復しました。

人間と同じで、手足が動かなくなったときに、脳だとか首だとかが原因の場合がありますよね！？

車も同じです。

私もセカンドオピニオンとしての役割を果たす事ができうれしく思いました。

ご依頼ありがとうございました。

今回は画像少なく、文字ばっかですみません（汗

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