Ｔ様アルテッツァ、Ｄｅｆｉ油温＆油圧計の取り付け。｜車検・点検・修理のグーネットピット

アルテッツァをご購入頂いてから
もう８年くらいのお付き合いになるT様ですが
今回、油温と油圧計の取り付けをご依頼頂きました。

水温は？って話ですが
水温はパワーＦＣのＦＣコマンダーで表示されるので
そちらで確認出来ます。

メーター取り付けとなると
通常はセンサーアタッチメントを使用します。
水温はホースカットして割り込まし、
油温はサンドイッチブロックが一般的ですね。

ただこれらはどうしても
将来的に漏れにつながる事もあります。
油温側はオイルエレメントを外す時に緩む可能性がありますし、
水温側については
よほどの事が無いと使わないようにしています。

今回、油温はオイルパンへの打ち込みとして
油圧は純正の油圧センサー部へ
３ＷＡＹを使って取付します。

油圧側は１／８ＰＴなので
よほど漏れてくる事は無いです。

ＰＴネジにはシールテープを使用しますが
多くの場合、
シールテープに水用を使う方がいます。
実際にはオイルやガソリンには
専用のシールテープがあるので
必ずそちらが必要です。
水用だと将来的な漏れ発生率が変わってきてしまいます。

油温は「Ｍ１２－１．５」ボルトに
１／８ＰＴ加工してセンサーを取付、
オイルパンへ直接打ち込みます。
もちろんドレンボルトへの取り付けはしないです。
ドレンボルト部だとセンサーをヒットする可能性、
オイル交換毎にセンサー脱着が必要なので
センサー寿命に影響してしまいます。

コントロールユニットは
助手席エアバッグ取り外し部分にスペースがあったので
そちらへ設置します。
ユニットをタイラップで縛るなんて事はしないです。

アルミ板で取付ベースを製作します。

こんな感じでベースが完成しました。

ユニット本体をここへ設置します。
フタをしたら見えなくなる部分なので
見た目よりもメンテナンス性を重視して
カプラー側を手前にしておきます。

電源ハーネスや
メーターへのハーネス、
スイッチへのハーネスを接続、
電源はエレクトロタップは一切使用せず
すべてハンダでの接続です。

操作スイッチもステーを製作して
取り付けします。
両面テープだけで貼り付けって事はしないです。

メーター本体は
設置場所に布が貼ってあったので
ビスでの固定です。
ビスも極力見えない位置へ打ち込みします。

配線もパネルへ穴開けして
中を通す事で極力見えないようにしていきます。

コントロールユニット部分をフタして、

メーターの作動確認、
センサーからの漏れチェックをしたら完了です。

これで水温・油温・油圧が確認出来るようになったので
車両の状態管理もしやすいと思います。

単にメーター取り付けといっても
やり方によって
将来的な漏れ発生率や
見える部分の仕上がりが大きく違ってきます。

動けばＯＫって言う方、
しっかりと取付したいって言う方、
様々だと思いますが
せっかく好きで取付するのであれば
きっちりとしたやり方で取付をしてみてはいかがでしょうか？

Ｔ様、今回も作業のご依頼ありがとうございました。
今後もお付き合いどうぞよろしくお願いします。