ＧＤＢインプレッサ、オイルクーラーホースワンオフ製作。｜車検・点検・修理のグーネットピット

Ｔ様がお乗りのＧＤＢインプレッサですが
前置きインタークーラーになっており
純正インタークーラー位置に
ワンオフでオイルクーラーがセットされています。

製作から１０年くらい経過している事もあり
ホースからのオイル漏れが発生したので
ホース交換していきます。

といってもキット物ではなく
元々がワンオフ製作されているので
オイルクーラーホースを製作していく必要があります。

オイルの取り出しブロックはＨＫＳ製、
オイルクーラーコアはセトラブ製になります。

フィッティングとホースをピックアップして発注、
届いたので早速製作です。

フィッティングとホースを１ヵ所接続しては
現車へ取り付け、
ホースのちょうどいい長さをピックアップしては
車両から取り外し、
ホースをカットしたら
ホース内部をしっかりと洗浄してから
フィッティング組み付けを繰り返していきます。
とりあえず１本が完成です。

１本完成したら
こちらを車両へ取付、
もう１本も同じように製作していきます。

インプレッサはエキマニと
オイルクーラーホースが
どうしても接近してしまいます。

ラジエターファンシュラウドを少し加工したりして
少しでも距離を離しておきます。
もちろんそれだけでは
ホースへの熱害が発生する可能性があるので
そういった部分はファイアスリーブを使って
ホース側に熱害がいかないように対策しておきます。

ファイアスリーブとホースを
タイラップで固定だと
熱害によりタイラップが将来的に割れてしまいます。

ステンレス製のワイヤーを使いますが
そのままだと弱いので
ワイヤーツイスターで
強度アップしたワイヤーを使用します。

ホースは車両側へ固定していきますが
完全固定にすると
エンジンが振った時に
どうしてもホースに負担がかかってしまいます。

下の写真は
完全固定ではなく
ある程度の余裕があるように固定してあります。

もう１ヵ所の固定は
ファンシュラウドの金属部分に
タップをたてて
ボルト固定出来るようにします。

こちらもステーを製作します。

こちら側の固定は
主にホースが下にさがらないようにする為なので
ステンレス製のタイラップを使います。

最終、すべてを組み付けしたら完成です。

オイルクーラーホースを外した場合や
新規でオイルクーラーをセットした場合は
そのままエンジン始動は絶対にＮＧです。

オイルポンプがオイルを吸い上げても
オイルクーラー側にオイルが回るので
油圧がなかなかかかってこないんですね。

燃料を止めて
まずはクランキング、
しっかりと油圧がかかってから
エンジン始動です。

エンジン始動したら
まずは漏れチェック、
漏れが無い事を確認したら
そのままエンジンをかけておき
しばらくしたら漏れチェック、
ここから実際に走行をしたら
もういっちょ漏れチェックと
オイル量のチェックをしたら作業完了です。

オイルやクーラントってのは
エンジンにとって
超重要な冷却＆潤滑部品です。
慎重すぎるくらいのチェックが必要だと思います。