ＮＢロードスター、足回りの異音チェックとミッションオイル交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

先日、キャリパーからのオイル漏れや
デフオイル漏れ修理をさせて頂いたＮＢロードスターですが
最終の走行チェックをした際に
足回りの異音や
２速ギアの入りの事を
オーナーさんにお伝えしてありました。

中古車購入時に
どこまで見てくれているか分からないという事で
一度チェックして欲しいという事でした。

とりあえずせっかくお預かりしたので
前回修理のキャリパーとデフオイル漏れが
問題ないかもチェックしておきます。

キャリパーからのオイル漏れは
きっちりと直ってくれて、

デフ側も綺麗な状態です。
ちゃんと漏れ修理完了しています。

ミッションの２速ギアですが
年式・距離からどうしても多少は
シンクロの劣化が出てきてしまいます。
納車時にミッションオイル交換を
してくれているか分からない、
お店にはもうあまり電話したくないという事、
どういった銘柄のオイルか分からないとの事だったので
今回一度交換する事になりました。

使用するオイルは
ＮＵＴＥＣのインターセプターです。
早速オイルを抜いてみますが
ドレンには鉄粉が付着してます。
納車時には交換されていないっぽいですね。

給油側のボルトは
テーパーボルトですが
シールテープ・液体パッキン共に
なにも使われていないようです。
テーパーボルトには必ず必要になります。

それなりにオイル漏れをしているみたいで
下廻りが結構ドロドロになってます。
こちらも年式的に仕方ない部分もありますが
どれくらいのサイクルで
どれだけの量が漏れてくるかっていうのは
把握しておいた方がいいと思います。
漏れたままだと判断が出来ないんですね。

前回入庫時にエンジンオイルのドレンボルトからも漏れていましたが
増し締めしておきました。
とりあえず今のところは大丈夫みたいです。

下廻りは一度綺麗に洗浄をして
今後様子をみるようにします。
あまり短いサイクルで
下廻りがドロドロになるようであれば
早めに対策していった方がいいと思います。

足回りですが
車高調のロックシートが緩んでいました。
このロックシートが緩んでいると
車高調本体とロアケース部分に
大きなガタになります。。
そのまま放置しておくとネジ山を痛めてしまうので
定期的な増し締めが必要です。

他にもちょいちょいと気になる部分があるので
そちらは少しづつ手直しをしていくといったところかなと思います。
ご予算もあると思うので
直していった方がいい内容と
直していく順番をメモにしてお渡ししてあります。
もうすぐ２０年経過の車なので
いろいろメンテナンスも大変だと思いますが
走りのフィーリングが良い時代の車両なので
大切にしていってもらえればと思います。