Ｙ様ＨＺ３３ロードスター、幌の開閉対策と走行チェック＆ボディコーティングなどをして納車完了です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

納車整備を進めていた
Ｙ様のＨＺ３３ロードスターですが
幌を開く時に
冷え切った状態だと
幌の痛みにつながるので
暖めてからと
オーナーさんにお伝えしてありました。

幌がちゃんと開くかどうかは
納車整備の途中でも
何度か確認していました。

ただその中で数回、
天気も良く
車内温度をしっかりと上げた状態でも
幌を開く時に
引っかかる時がありました。

幌が畳まれていく
最後の方で
引っかかって畳まれない事があります。

ひとりが開く操作をして
もうひとりがどういった原因で
幌が畳まれないのか
何度も確認します。

畳まれる時と
畳まれない時、
なんらかの条件に違いがあるはずです。

何度か見ている内に
なんとなく原因がつかめてきました。

幌がちゃんと畳まれる時は
骨組みの１本が
リア側にスライドする感じで動くようです。

逆に畳まれない時ってのは
この骨組みが上手くスライドしていかず
引っかかってしまうようです。

良く見ると
その骨組みにはゴムバンドみたいのが
リベット固定されています。
触ってみたら
このゴムバンドが
タルタルで伸びきっていました。

幌が畳まれていく時に
バンドが骨組みを引っ張る事で
後ろにスライドして
畳まれていくみたいですね。

バンドそのものは代替品が
どうとでも出来そうですが
リベットを打ち抜くと
骨組みの中に
リベットが残る可能性が高く
リベット打ち抜き時に
幌を破ってしまう可能性もあります。

とりあえずゴムバンドを
追加する事で試してみます。

何度も試してみましたが
快調そのものですね。
このバンドが左右に装着されているので
反対側にも追加装着しておきます。

あとは一通りの走行チェックと
全開域のチェックをして
問題が無い事を確認しておきます。

最後に下廻りやエンジンルームの
漏れチェック、

完全に冷えた状態で
ラジエターキャップを開けて
エアの確認、

ヒーターホースにある
ブリーダーにエアが入っていないか確認、

サブタンクの
レベル調整をしておきます。

アンダーカバーの取付をして
ボディコーティングをしたら
すべての作業完了となります。

大阪にて登録をして
オーナーさんへお渡ししたら
完了となります。

ここからはオーナーさんの好みもありますが
おすすめの内容です。

基本的にノーマルの車両ですが
Ｚ３３のＶＱ３５は
排気音が非常にイイです。

特にオープンのＨＺ３３は
排気音がしっかりと聞こえると思います。

オーナーさんは爆音の車両は
おそらくあまり好きではないと思いますが
「快音」であれば
おそらく話は別かなと。

マンションの駐車場との事なので
アイドリングは静かで
踏んでいくと
適度な音量になるマフラーにすると
乗っている時の気分が
また変わると思います。

音が割れてしまうようなマフラーではなく
綺麗な排気音のマフラーであれば
嫌味もなく
気持ち良く乗ってもらえるんじゃないかなと。

３．５リッター／Ｖ６の排気音ってのを
堪能してもらえるのも
アリじゃないかと思います。

Ｙ様、この度は車両のご購入から
追加の作業のご依頼まで
いろいろとありがとうございました。

すぐ近くという訳じゃないので
普段のメンテナンスで
お付き合いが難しくなりますが
なにか分からない事などありましたら
お気軽にお問い合わせ頂ければ
分かる範囲となりますが
お答えさせて頂きます。

大排気量オープンカーは
なかなか少ないので
是非楽しんでいって下さい。