HONDA S660 セッティング｜車検・点検・修理のグーネットピット

S660のコンピューターセッティングで入庫されました。

梅雨の季節で、雨が続いており、実走行セッティングをおこなうには十分に気を付けています。

コンピューターは、HKS製のフラッシュエディタを使います。

最初に、車両側のコンピューターと通信をおこない、セッティングの準備と確認をおこないます。

卓上にて、基本となるデーターを3番目のデーターに、新規データーとして保存します。
このデーターをもとに、セッティングをおこなっていきます。

低回転から徐々に回転をあげていき、車両データーの確認をおこないます。

街乗りでよく使う回転域を、細かくセッティングすることで、トルクの出方が良くなり、とても乗りやすくなります。

車両からのデーターをすみずみまで確認するので、一度、エンジンを停止させて、事務所内でロガーデーターを確認します。

再度、編集したデーターをフラッシュエディターに入力させて、もう一度、ダイノパックで確認します。

７月から、どんどんと気温もあがりやすくなりますので、吸気温度と水温を細かくチェックしながら、セッティングをおこないます。

ノーマルインタークーラーだと、吸気温度３０℃で、アクセル全開で６０００回転くらい回すと、５０℃付近まで簡単にあがってしまいます。

冷却用ファンを使いながら、温度管理をしっかりとやらないといけません。

せっかくなので、HKSのフェイズ２のデーターにてダイノパックでパワー計測をおこなった結果がこちらです。

パワー60.5PS
トルク9.2キロ

ローラー換算にすると、およそ72馬力ほどですね。


そして、セッティング後にパワー計測をおこなった結果がこちらです。

パワー72.8PS
トルク11.1キロ

ローラー換算にすると、およそ87馬力ほどです。

計測後、ダイノパックを取り外して、実走行テストで確認をおこない、問題がなければ作業は完成となります。


この度は、当店をご利用頂きましてありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。

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