NSX NA1 コンピューターセッティング｜車検・点検・修理のグーネットピット

NSXがエンジン不調で入庫されました。
ありがとうございます。

さっそく調べてみると、すでに取り付けられていた社外コンピューターの基盤に問題があり、突如としてエンジンが不安定な状態になってしまうことが判明。
メーカーに確認をおこないましたが、すでに販売が終了しており対応不可能との返答

お客様との相談の結果、新しくHKSのV-proを取り付けて、現車合わせにてセッティングをおこない、調子を取り戻していくことになりました。

HKS製品　V-pro3.4を使います。

エンジン不調以外にも、エアコン作動時にアイドリングが不安定になり、450回転まで落ち込むこともあるということで
ISCバルブをV-pro側で制御をおこない、エアコン作動時に対応できるようにさせます。

通常時のアイドリングを750回転でエアコン作動時には900回転まで上昇させるように制御しました。

それでは、車両をダイノパックに取り付けて車両データーをとっていきます。

ホイールを外して、専用アダプターをセット
↓

ダイノパック本体に車両をセットします
↓

ダイノパックに車両データーを入力し、アイドリング付近から徐々にアクセルを開けていき、全開域までのセッティングをとっていきます。

こちらのNSXは、エンジン本体はノーマルのままで
吸排気系のみ変更をおこなっているとのことでした。

それにしても、NSXは良いマフラーサウンドがします。

このくらいの回転数から、高音サウンドに変化
V-TECが作動すると同時に気持ちの良いサウンドへと切り替わります。

マックスは8000回転

ここでパワー計測をおこなってダイノパックでのセッティグは終了とします。

この日の外気温度38℃（工場内）
水温や油温は安定しているものの、吸気温度がなかなか下がらず56℃でのパワー測定でした。
スポットクーラーを使って強制冷却もおこなっていますが、なかなか温度は下がらず。

馬力 282.06ps
トルク31.79k
ローラー換算でおよそ320psくらい出ていることになります。

この後、実走行にて街乗りでのセッティングをおこない、作業はこれで終了となります。

この度は当店をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。

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