デリカＤ：５　エンジン冷却水漏れ　ラジエータ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

はやいもので2022年の５月に納車をしたデリカD:5も３年の月日が流れ、その間に車検
もあり、定期メンテナンスもありでした。
順調にお使い頂いておりましたが、先日連絡が入り　「車の下に何か漏れて落ちている」
との連絡を受け、問診をしていると青色の液体がエンジンの下位に落ちている。
ということが判明したので、冷却水の漏れの疑いがあるとお伝えしたところ早速修理の流れとなりました。

入庫頂いて漏れの点検をしていると…

ナンバー横の網の奥から漏れが確認出来ました。
ラジエーター本体からの水漏れです。
ラジエーターはアルミや銅の網状の部品と樹脂のタンクで構成されておりますが
今回は樹脂部分に亀裂が入ってそこから漏れていました。
おそらく10年という経年からの劣化で亀裂が入ったのでしょう。

デリカのラジエーター交換作業時間は160分の基準時間があります。
ここから工賃が算出されるのですが、他車種と比較すると多い時間です
すなわち容易に交換とはいかず、幾つかの部品を取り外さないとラジエーターの交換に至らないことが予想できます。
ヘッドライト間の部品を取り外していくのですが、ボンネットの留め具やセンサー。
各配線などを取り外していく必要がありました

ホースもエンジンルームの上まで立ち上がった構造だったり、車体の骨組みを回り込んだりで背伸びしたり、車の下に潜ったりで結構手間取りましたが無事摘出できました。

取外して見てみると漏れ出した所以外にも小さな亀裂が入っており、寿命だったことが伺えます。
いきなり大量の水が噴き出さずに良かったです。

今回の交換部品です。
ラジエーターの本体はラジエーターメーカーの優良社外品を使用して交換いたしました
トラブルの再発を予防する為、ホースの主要部分を交換しておきました。
回り込んだホースですのでかなり長い部品です。

部品を交換し、元に戻したら、ゴールは目前です
冷却水を入れたら水路に入り込んだ空気を抜いていきます。
黄色いバケツが付いておりますが、空気は高い所に上がっていく性質を利用して抜いていきます。
ある程度冷却水をいれてエンジンをかけると…

少しづつ空気が出てくるのがわかります
冷却水の循環が一通り終わり、冷却ファンの回転が確認できたらエア抜きは終了です

エア抜が終わったら完全にエンジンが冷えるまで待ちます

冷却水の減少確認など最終チェックが終われば完了です

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