- エンジン関連修理・整備
- 日産 フェアレディZ
- 費用総額:24,970円
- 作業時間:2時間20分
2023年03月17日 18:30フェアレディZ ブレーキ修理 エンジン調整
小春日和の今日この頃、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
私は遠路遥々大阪からご来店頂きましたスポーツカーを修理しております。
始めはブレーキの修理をご依頼頂いておりましたが、アチコチ気になるようで一緒に診ていきましょうって流れです。
1980~90年代の車の事をネオクラシックカーと呼ばれるのは何度か申し上げましたが、
30年程前の車に関わらず入庫率が結構あります。
どれも大切にされていますお車ばかりですが、今回の車のオーナーさんはなんと女性
しかも20代の方でございます。
なんでもずっと前から憧れの車だったらしく、購入のお話が舞い込んだ時には即購入だったようです
ちなみにいつものウンチクですよ~
上記の写真、なんか今回のフェアレディZに似ていませんか?
イタリアのスーパーカー。ランボルギーニ・ディアブロって車種です
ランボルギーニってフェラーリと並ぶスーパーカーですので当時の新車価格で2千万円以上しておりました
その車と何故に似ているのかというと、ヘッドライトがZ32なんです。
真似しているとかでは無く、ランボルギーニ社がZ32のヘッドライトを日産から買ってディアブロに取り付けて販売していたんです。
ヘッドライトのアップですが同じでしょ?
スポーツカーって前がシュッとしているイメージありませんか?
流線型というか前が二等辺三角形というか・・・
30年程前はヘッドライトのレンズはガラスの時代(現在はポリカーボネイト)
ですので形の自由さに限りがあり、ライトの照射角度なんかには苦労したことでしょう
他のスポーツカーはパカッと開くタイプのヘッドライトの採用が多かったですからね
今見ても他に似たライトは数少ないでしょう。斬新な形です カッコイイ
作業に移っていきますが、エンジンルームを見ていきますとパンパンに隙間なくエンジンが詰まっています。軽快なハンドリングを目指してなるべく前タイヤより後ろにエンジンを低く置いた結果です。排気量3000㏄のV型ターボです。しかもターボは2つも付いてるWW
ブイ6ツインターボって響きは聞いただけでも凄くないですか?
ちなみに現行のGTRも同じⅤ6のツインターボです。
今のご時世耳にしなくなった言葉ですね~
さて!その中で画像の中央左寄り(運転席の前くらい)にあるブレーキマスターシリンダー。コレを修理していきます。
取り外してみました。
白いタンクの中には普段、ブレーキフルードが入っています。
ブレーキを踏むと金属部分の真ん中辺りに見えている穴からフルードが出て各ブレーキまでオイルが圧送されます。
丁度イメージは注射器と一緒と思って下さい。筒の中を棒で押すと液が出る仕組みですね
(トコロテンでもイイデスヨW)
丸ごとの部品交換も出来るのですが、今回は注射器の押す棒の部分にあたる部品の交換でオーバーホールという修理方法をとります。劣化の激しい部分だけを替えるってことですけど、最近はこのように分解して修理できる部品がめっきり減りました。
ハイ。これが中身です。
ブレーキペダルを踏んだあとに戻すためのバネと、フルードを圧送するので隙間を埋める為のパッキンで構成されています。
注射器にも棒の部分の先にゴムが付いているのと同じですね。
パッキンが劣化してオイルの圧力が逃げてしまってはブレーキは効きません。
こちらはブレーキマスターシリンダーの取り付け部です
パッキンの劣化によりブレーキオイルが外側に逃げ出し、部品が錆びております。
ブレーキフルードって塗装面への侵食が強く、フルードが付着したままだと色が剥がれてしまいます。今回は長期に渡って漏れていたのでしょう。塗装が剥がれて錆が発生しておりました。
もしお客様で補充などで、ボディへブレーキフルードが付着した際はすぐ水で流してください。
因みにブレーキオイルって呼び方をする方がみえますが、主成分が現在の自動車はアルコール系のグリコールが主成分となりますので、オイルでは無いらしいです。
なので、水に溶けやすく塗装面に付着の際は水で洗い流す訳です。
昔は鉱物系の油脂を使用していた為、オイルって呼び名の名残なんでしょうね
さて、取り付け部を清掃し、黒く塗装をやり直して次の作業です
フロントブレーキと
リアブレーキ 各タイヤの奥にあるブレーキキャリパーから配管の中に空気が残らないようにエア抜きを行います。
エア抜きはブレーキマスターから遠い箇所から近い箇所へ移動し抜いていきます
左後ろ→右後ろ→左前→右前 の順番ですね
ブレーキ配管に空気が入っていると空気がクッションの役割をしてしまい、ブレーキフルードの圧力が全て伝わりません。
重要な作業です
他にもご依頼事項がありましたので別の作業記録であげていきますね~
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成5年 | メーカー・ブランド | 日産 |
---|---|---|---|
車種 | フェアレディZ | グレード | 300ZXツインターボ |
型式 | E-GCZ32 |
費用明細
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブレーキマスターオーバーホール | 1.0 | 20,700 | 20,700 | 課税 | 修理 | |
ブレーキマスターリペアキット | 0.1 | 1 | 0 | 課税 | 部品 | お客様お持込み |
ブレーキフルード | 1.0 | 2,000 | 2,000 | 課税 | 部品 |
小計(課税) (①) | 22,700円 |
---|---|
消費税 (②) | 2,270円 |
小計(非課税) (③) | 0円 |
値引き (④) | - 円 |
総額(消費税込) (①+②+③) | 24,970円 |
この作業実績のタグ
店舗情報
- 高森自動車整備工業株式会社
- 指定工場:三指第1785号
三重県津市の車検は高森自動車
- 営業時間
- 月火水木金土日 9:00~18:00
- 定休日
- 第2 第4 日曜 祝日
- 住所
- 〒514-0018 三重県津市中河原2049
- アクセス
- 津ICから約5km東進、国道23号線を横断してバイパスに出て、約2km北進してください。
- 1級整備士
- -
- 2級整備士
- 9人
- 創業年
- 昭和 36(1961)年
-
- 無料電話お気軽にお電話下さい!
- 0078-6051-1862
高森自動車整備工業株式会社
指定工場:三指第1785号
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今まで車検整備はディーラーに頼んでいましたが、不満が積もり積もって今回初めて高森自動車さんにお願いしました。急な予約でしたが、スムーズに日程組んでいただきました。事務員さん、整備士さんの電話での事前説明もあり安心してお願いできました。整備日数、整備金額、割引、ポイントもあり大変満足できました。何より、ディーラーと違い工賃が安いし待ち時間が無いのが嬉しい。7月には軽乗用車、2月は2トンダンプもお願いしたいと思います。
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今回は以前から気になっていたブレーキタッチと、その他何点か不安に感じていた部分(アイドリング不調、異音等)の件で相談、修理をしていただきました。こちらには半年ほど前にもエンジンの異音の修理でお世話になっていたため今回もお願い致しました。クルマの専門知識は全く持っていない自分でも理解できるほど、分かりやすく丁寧に整備内容をしてくださりました。修理に関しましても、不安に感じていた点が全て解消されました。また、細かい部分の調整や洗浄をしてくださっていたため、鈍感な自分でも明らかに変化が分かるほどクルマの調子が良くなりました。これからも是非愛車をお願いしたいお店です。
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職場の後輩からの紹介で前回の車検からお世話になっています。31年前の古く特殊な車なのにもかかわらず、きちんと診て貰えて助かります。法定点検がオイル交換込みの料金で受けれるのと、ポイントカードがあるのが地味に嬉しいです。作業を待っている間はフリードリンクと茶菓子も頂けます。次の車検もお願いするつもりです。
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