”ミッション警告灯”点灯　ＣＶＴ本体交換の所を、ＣＶＴフルード交換で対応｜車検・点検・修理のグーネットピット

”ミッション警告灯”が点いた！という事で、お電話頂き、ご来社。
すぐに、スキャンツールを接続して、診断。
結果は、
【P0797　クラッチコントロールソレノイドＮｏ．２固着】と出ました。
　これを直すには、ＣＶＴ本体の交換が必要。

「いや、ちょっと待って、　走行距離まだ25,000kmなのに？」
　という事で、ＣＶＴ本体を交換せずに直す方法を試みます。

さすがに、「走行25,000ｋｍでCVT本体交換はないでしょう。」
ということで、
CVTフルードの圧送交換を行います。

事前のコンタミ（鉄粉）チェックで、鉄粉発生度合いは、レベル2～2.5。
距離が少ない割に、かなりの汚れ。
実際に、抜いてみたＣＶＴフルードは、画像の通り、真っ黒！！

↑　外したオイルパンもしっかり汚れていて、鉄粉もたっぷり付着。
オイルパンには、マグネットが付いてて鉄粉を吸着するようになっています。
マグネットが付いてるってことは、鉄粉が発生する前提ってこと。

ストレーナーも交換します。
ストレーナの新旧比較画像です。
一目瞭然の汚れ具合。

今回、外した部品一式です。
Oリング、ガスケット、ストレーナー類、脱着した部品

オイルパンは、しっかり洗浄して綺麗にします。
マグネット周りも綺麗に除去。

オイルパンの洗浄後、交換する部品を準備の上、部品を組み付けます。

ストレーナ、オイルパンを外した状態です。

ストレーナー取付して、綺麗にしたオイルパンを取り付けて、
圧送交換機の接続です。

接続完了したら、圧送交換を行います。
新油は、きれいな赤色。抜き取った真っ黒なCVTフルードがきれいになっていきます。
この圧送交換による交換方法は、ミッション内のフルードほぼ99％近くまで交換可能ですが、循環式の交換だと、30％程度しか交換できません。
何度か”抜いて入れて”を繰り返しても50％程度の交換率でしょう。