- 車検
2014年04月03日 12:06トラックのリヤブレーキPバルブ交換
平成16年式のトヨタのトラック、トヨエース(ダイナ)の車検が入りました。
ブレーキテスターを通したところ、リヤブレーキの制動力がほぼゼロ。
調べると、リヤブレーキのプロポーショニングバルブの固着でした。
このお客様は、車検代の節約のためにブレーキオイルの交換をあまりされませんでした。
ブレーキオイルは空気中の湿気を吸収しやすいオイルですので、長期間未交換ですとオイル中の水分により金属部分を錆びさせる事があります。
おそらく、それが原因で固着したのでしょう。
ちなみに、プロポーショニングバルブの役割ですが、
トラックが荷物を載せた際、ブレーキ制動力の前後配分をリヤ強めにしたり、逆に空荷の時にロックしないように前後配分をリヤ弱めにしたりする装置です。
今回の車はプロポーショニングバルブの固着によりリヤへブレーキオイルが供給されなくなり制動力が出なくなったのでした。
新品と交換後ブレーキオイルの交換(エア抜き)してテスターで確認して終了です。