アルファロメオ147　セレスピード不良｜車検・点検・修理のグーネットピット

神戸市のK様のアルファロメオ１４７の入庫です
走行中にギヤが抜けNレンジになってしまうということが多々発生し、信号待ちなどは怖くて仕方がないということでご連絡をいただきました。

地元のDにて見積もりを出してもらったところ４０万くらいの見積もりだったために今更
４０万も出せないということでネットにて当社を見つけられお越しいただきました。

おそらくギヤ抜けは初期のトラブル状態からさらに進み中期くらいの症状なのでしょう。
信号待ちなどで停車すると抜けてしまうということなので、まだ何とか走行はできる灯ことでした。

最終的な状態になるとギヤが入らなくなりますし、場合よってはエンジンも始動しなくなる場合があります。

なので高速道路を使ってノンストップで走ってくれば高速上では止まることはありません。
だって５速でずっと走り続けますからギヤチェンジしないのでインターを降りるまでは何とかたどり着ける感じですね。

インターを降りた後が大変ですが、そこまで来ていただければ最悪は当社がレッカーで引き上げに行きますし、大垣インターから当社までは５~１０分くらいの距離なのでおそらくは大丈夫なはずです

というアドバイスでK様自走で到着です。
無事で何よりです。

で、早速車両をチェックすると、セレオイルが少ない。
漏れている形跡もありますね。
お話を聞くと今まで一度もセレの整備はしたことがないということでした。

これはいつものオーバーホールと、年式的にもそろそろアキュムレーターは交換してあげたほうがいいでしょうということで交換の許可をいただきました。

それとついでにということでプラグ交換もお願いしますということです。
たまにエンジンチェックランプが点灯し、D曰くプラグ交換を一度してみては？と言われたそうです。

こちらが問題のセレのアクチュエーター
156.147等の問題の要の部分です。
アクチュエーターを取り外し分解して中のシール類等を交換していきます。

これがアキュムレーターです
油圧を保持するもの。
当然劣化しますから古くなったり、走行が増えればこのアキュムレーターも疲弊し、力が弱くなりますからトラブルを発生させます。

これらをすべて交換し、最後にテスターにてキャリブレーション。
そして１週間試運転で乗らせていただきギヤ抜けすることがないのを確認。
前に比べてスムーズに変速し気持ちが良い感じです。

最後にもう一度テスター診断し問題がないことを確認してオーナー様にお返しできました。

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