アルファロメオ　ブレラ　ミッション不良　不動｜車検・点検・修理のグーネットピット

豊橋市のH様のアルファロメオ　ブレラの入庫です
ミッション不良で不動という事で搬送されてきました。

オーナー様からお話を聞いてみると、いつも整備してもらっているお店で整備をしてもらったのだが結果的には不動の原因がわからないので、「もうお手上げです」と言われてしまったそうです。

ネットで当社を見つけられご連絡をいただきました。

入庫後チェックをしてみると確かにシフト入りませんね。
前の整備屋さんで長らく調べていたのだろうかバッテリーも弱くなっている。
バックアップ電源を接続してまずはテスター診断を行ってみる。

センサーの不良を拾っている。
この状態のままシフトと入れてみるとセレ自体は動こうとはしているようだ。
ひょっとしてクラッチが減っているのだろうか。
フォルトを一度消去して、再度シフトを入れてみる。
変わらずシフト入りませんね。
フォルトを再チェックすると先ほどと同じセンサーの不良のフォルトをひろった。
なるほどね。

フォルトを拾ったセンサーを調べてみると、パッと見た瞬間に何か違和感を感じた。
う～～ん、何かいつもと違う気がする・・・・

なんだろう？？？
わかった！
センサーが違う。
このセンサーはここにはついていない。
１５９のセレには３つのセンサーがついているのだが全部が同じではない。
誰かが間違ったセンサーを取り付けているのだろう。（誰？前の整備工場さんしかいないが）

正しいセンサーを取付してみる。
そしてシフトチェンジをしてみると、セレは正常に作動します。
やはりか！

前の整備工場さんが同じようにテスターで診断し、センサー不良を発見したところまでは良かったが、結果間違ったセンサーを取付し症状が改善しなかった。
センサーを交換してもセンサー異常のフォルトは拾うし、シフトは入らないのでギブアップしたのだろう。

しかしなぜ間違ったセンサーを取付したのか。
不思議だね～

ともかく正常にギヤは入り、ミッションは正常に戻りました。
ついでなので油脂類も交換しておきましょう

まずはクラッチオイル。
真っ黒で量も少ないです
これだけ量が減っているという事はクラッチ交換も近いはず。

交換するとこんなに綺麗になります。
ドロドロのクラッチオイルでは正常に作動しにくいですからね。

セレのオイルも交換しておきます
こちらも色が汚れて量も少し少な目だったので抜き換えして綺麗になりました。

これらをおこなった後にキャリブレーションを行います。
先ほどよりシフトが入るのが早くなった気がしますね。

試運転を行い、ギヤ抜けやシフトチェンジの間を確認
試運転後に再度テスターにてチェックをして作業は完了です。

次はクラッチ交換がまってますね
早目のクラッチ交換をおススメしてオーナー様に無事にお返しできました。

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