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2024年01月15日 16:23車検費用の内訳 法定費用について

整備工場やディーラーに車検に出す時、費用がいくらかかるか気になりますよね。

車検費用を大きく分けると、以下になります。
・車検基本料金
・部品代、工賃
・法定費用

車検基本料金は、車検を受けるお店により異なります。
部品代・工賃については、車検を受けるために必要な整備が、年式や走行距離、普段走る道などにより異なるため、整備工場やディーラーに車を持って行ってみないとわかりません。
しかし、法定費用については、事前に把握しておくことは可能です。

そこで今回は、法定費用についてお話ししたいと思います。

まず法定費用の内訳は以下の3つです。
・自賠責保険
・自動車重量税
・印紙代

1つずつ解説します。


〈自賠責保険〉

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、車を所有する人が必ず加入しなければならない保険です。

「自動車の運行で他人を死傷させた場合の人身事故による損害について支払われる保険で、物損事故は対象になりません。被害者1名ごとに支払限度額が定められています。」(国土交通省のサイトより、自賠責保険(共済)の特徴一部抜粋)

車の保険と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、任意保険かと思います。
任意保険とは、自賠責保険では補償されない部分(自損事故や物損事故)をカバーするために任意で加入する保険です。
万一の場合の為に、任意保険への加入をお勧めいたします。

さて、自賠責保険の費用ですが、以下の通りです。

※普通自動車…3ナンバーの車
※小型自動車…5ナンバー・7ナンバーの車
※普通貨物…1ナンバーの車
※小型貨物…4ナンバーの車

車検費用の内訳 法定費用について

新車購入から初めての車検は3年後ですが、以降は2年ごとなので、基本的には24カ月の費用を把握しておけば問題ないです。(営業用の場合、車検は1年ごとなので12か月の費用)

余談ですが、25カ月・13カ月の費用が設定されている理由は、以下の通りです。
・車検有効期間満了のタイミングのズレが起きた場合のため
・車検切れを起こしてしまいズレが生じた場合のため

車検を受ける時点で、24カ月以上保険期間がなければなりません。
車検の有効期間は、有効期間満了日の24時まで。
自賠責保険の有効期間は、有効期間満了日の昼12時まで。
車検の有効期限と自賠責保険の有効期限に差があるため、タイミングによっては自賠責保険の期間が足りず、車検が受けられないことがあります。
なので、そういったことが起きないよう、余裕を持った保険期間の設定があります。(保険期間は1カ月単位)


〈自動車重量税〉

自動車重量税(以下重量税)とは、車の重量や用途区分、経過年数などによって税額が異なる税金です。
車検証を見ると、自分の車の重量や用途区分、経過年数などがわかります。
車の重量は「車両重量」、用途区分は「用途」と記載の部分を確認してください。
「初度登録年月」に記載されている年月から、車検を受ける日までが経過年数になります。
ただし、ピッタリ13年・18年で重課されるというわけではないので、注意が必要です。13年経過で重課のタイミングは以下の通りです。

 普通車…初度登録から12年11カ月以後
     例:初度登録が令和4年6月→令和17年5月1日から
 軽自動車…初度登録から13年経過した年の12月以後
     例:初度登録が令和4年6月→令和17年12月1日から

18年経過での重課も同様のタイミングです。


さて、重量税の金額ですが、以下の通りです。

車検費用の内訳 法定費用について

上記表には記載していませんが、エコカー減税の対象車の場合、免税または減税となります。
エコカー減税とは、排出ガス性能や燃費性能に優れた車を所有した際に受けられる優遇措置です。
減税の場合の重量税は、1年あたり2,500円/0.5tです。
 例:車両重量1290kgの車は「1.0~1.5t」に当てはまり、
   1年あたり2,500×3で7,500円になります。自家用乗用車の場合2年毎の車検なので、
   車検時に支払う重量税は、2年分で15,000円になります。


車両重量を確認したり、経過年数を計算したりと、少し面倒ですよね。
じつは、簡単に自分の車の重量税を知る方法があります。
それは、国土交通省のサイトの「次回自動車重量税照会サービス」です。
車台番号と車検を受ける日付を入力するだけで、重量税の金額がわかります。
ぜひご活用ください。

〔国土交通省 次回自動車重量税照会サービス〕
https://www.nextmvtt.mlit.go.jp/nextmvtt-web/nextmvttshokai/init


〈印紙代〉

印紙代とは、車検にかかわる手数料を国へ支払うための、印紙と証紙の代金のことです。
印紙代の金額は、自動車の種別と、車検方法(指定工場か認証工場)で変わります。
さらに、指定工場の場合、登録の申請方法でも金額が変わります。

詳細は以下の通りです。

車検費用の内訳 法定費用について

(一時抹消されている中古車を購入し、新規に車検をとる際は、継続とは異なる手数料となります)

認証工場と指定工場の違いは、工場内で車検をとることが出来るかどうかです。
認証工場は、車の分解整備を行い、運輸支局(いわゆる車検場)へ車を持ち込んで検査を受けます。
指定工場は、工場内に車検設備があり、検査員もいるため、工場で検査を行うことが出来ます。そのため、民間車検場とも呼ばれています。

指定工場は、運輸支局へ車を持っていく必要がない為、手数料が少し安くなっています。


以上、自賠責保険・自動車重量税・印紙代についてお話ししました。

例として、今月(2024年1月)車検を受けた私の車にかかった法定費用を計算してみます。

〔車の情報・条件〕
・自家用
・乗用
・普通自動車
・3ナンバー
・車両重量…1490kg
・初度登録年月…平成18年(2006年)12月
・車検有効期間2年
・継続検査
・認証工場での車検

①自賠責保険
 自家用・乗用・普通自動車で、24カ月分なので、17,650円
②自動車重量税
 自家用・乗用・車検有効期間2年・13年経過・1.0~1.5tの間なので、34,200円
 (初度登録年月が2006年12月なので、2024年11月1日からは18年経過の税額になります)
③印紙代
 普通自動車・3ナンバー・継続検査・認証工場での車検なので、2,300円

①+②+③=17,650+34,200+2,300=54,150

ということで、私の車にかかった法定費用は、54,150円でした。

車検では法定費用以外に、車検基本料金や部品代・工賃はかかりますが、車検の時期へ向けてお金の用意や心構えが出来るので、法定費用だけでもいくらかかるのかを知っておくと良いと思います。

以上、ご参考にしていただければ幸いです。(^^)



弊社は認証工場です。
車検はもちろん、車の修理もお任せください。
「エアコンのききが悪い」、「なんだか車の調子が悪い気がする」、「エンジンからガラガラ音が鳴る」など、お車の気になることはなんでもお気軽にご相談ください。
タイヤ交換やオイル交換などの普段の点検から、エンジン交換などの重整備まで、どんなことでも対応可能です。
お車のことで何かございましたら、ぜひオートファクトリーまで。

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