走行中足回りから「ポコポコ」聞こえる異音修理　スズキ　ワゴンR　MH 44S　平成27年式｜車検・点検・修理のグーネットピット

足回り異音の修理です。
走行距離4万キロのまだ綺麗なお車です。

走行時の段差などで「ポコポコ」のような異音が聞こえるとのこと。
実際にお車をお預かりして試運転を行うと、どうやらフロントから聞こえるようです。
異音はしますが、「ハンドルがとられる」や「振動する」などの異常は見られませんが、若干ステアリングホイールのセンターがずれているのが気になります。

リフトアップしてフロントの足回りを点検します。

大きな「ガタ」や曲がりなどは見当たりません。
ですが、左のショックアブソーバーからの油漏れが見られます。
通常使用の4万キロの走行距離でショックの油漏れが発生するとは考えにくいと考え、お客様に状況を説明して取外し点検を行います。

アッパーサポート部分の取外しです。

この車輌はよく見る２or３本で車体と固定されているものではなく、ストラットのアッパーマウントの真ん中に車体との固定用ナットが付いています。
共回りするので取外しにはコツがいります。

ストラットAssyを取外して、ショックアブソーバーを交換します。

新品のショックアブソーバーを取り付けました。

取外したショックアブソーバーです。
お客様には「原因はショックアブソーバーの可能性が非常に高い」ことを説明しており、交換の指示を頂いていました。

取外した部品を確認してみると、ショックアブソーバーのロッドが目で見てもわかるくらい曲がっていました。

お客様に説明すると、どうやら左フロントの足回りをぶつけた経歴があるようです。

ぶつけてショックのロッドの曲がりが発生し、すぐには異音の症状は出ず、ロッドが曲がっているために徐々にショックの油漏れにつながっていき、ショックの抜けが発生した異音だと考えられます。

新品のショックアブソーバーに交換後は「ポコポコ」の異音も無くなり、修理を完了としました。

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