２００系ハイエースエンジン不調｜車検・点検・修理のグーネットピット

ＫＤＨ200Ｖハイエース　２ＫＤ－ＦＴＶエンジン不調修理
朝一番エンジンを始動すると振動が大きいのとマフラーより白煙を
吐くとのことで入庫です、インジェクターの交換作業です。

まずは問診からです、エンジン冷気時に始動しますとお客様のご指摘の通り
エンジンがかなり振動しておりうまく燃焼できてない感じです、
更に白煙もかなり多く暖気後もエンジンがブレていました。

まずは診断機（ＯＢＤ－Ⅱ）での故障診断です、トラブルコードは検出されませんでした、次はデーターモニターでインジェクターの補正値の確認です、一番シリンダーと三番シリンダーのインジェクターの補正値が異常値でした、他のインジェクターの補正値もかなりずれていますのでインジェクターの不良を疑います。こちらのハイエースは走行距離が３６万Ｋｍとかなりの走行距離ですのでほぼインジェクターの不良でしょう。

運転席を外しエンジンコンパートメントカバーを開けての作業です、インジェクターの取り外しにはヘッドカバーと取り外しやフューエルデリバリーパイプの取り外しとかなりの
部品の脱着作業が伴います。

外したインジェクターです、必ず外した位置を記入して置きます、

かなりの汚れですね、カーボンの付着が見られますがこれ、表面だけ清掃しても症状は改善されません、ディーラーさんではインジェクターは新品に交換なのですが当店ではまず、超音波洗浄を実施してそれでも噴射状態が基準を満たさない物はリビルド品に交換いたします。これでかなりの出費が抑えられます。
同時にグロープラグも点検です、こちらは正常でした。

今回のインジェクターの性能試験結果報告書です、やはり２本が不良です。
２本はリビルド品へ交換です、残りのインジェクターは超音波洗浄で再生しました。
インジェクター取り付けが終了したら、診断機でコーディング作業と学習作業です。
見違えるほどエンジンが調子よくなりましたよ！エンジンオイルやオイルエレメント交換も忘れずに実施しましょう。フューエルフィルターやエアーエレメントもキチンと確認が必要です。

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