ダイハツ　ＫＦエンジン修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

ダイハツ　タントカスタムＲＳ　Ｌ375Ｓ　ＫＦ－ＤＥＴエンジン修理です。
お客様はアイドリング時エンジンの振動が大きくなったのと加速が悪くなったとのことで入庫です。

まだまだ人気のタントカスタムＲＳです、こちらはターボ車になります、
早速点検です、パワーバランスを確認すると1番シリンダーがミスファイアしている様子なのでイグニッションとスパークプラグを点検します、1番シリンダーのスパークプラグが真っ黒でカーボンの堆積も多くとりあえずスパークプラグは3本新品に交換いたします。

しかし症状は改善されませんでした、イグニッションコイルは正常でしたので
次にコンプレッション測定をします、すると1番シリンダーが基準値の半分以下の圧縮しかありませんでした、ピストンリング不良やバルブ機構の不具合が予想されますので
まずはヘッドカバーとオイルパンを外してスラッジの状況確認です、
走行距離8万Ｋｍですのでそれほどオイル管理が悪い印象は有りません。
バルブやピストンの状態を確認するにはシリンダーヘッドの取り外しが必要になります。

シリンダーヘッドを外した状態です、1番シリンダーのエキゾーストバルブの片側が破損していました、これがコンプレッションが無い原因です。

エキゾーストバルブを交換します、特殊工具が必要になりますのでここら辺はプロに
お任せ下さい。
更に念のためピストンリングの状態もピストンを外して確認します。

確認して正解です、1番シリンダーのオイルリングが固着していますのでこのままでは
オイル上がりの原因になりますのでピストンリングは3気筒全て交換します。

シリンダーの内部はとても綺麗な状態でしたので今回はピストンリング交換のみの作業です、これで本来のエンジンの調子に復活です！

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