スズキ　エヴリィ　白煙大｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回はスズキのエヴリィワゴンが白煙が多いとの事で当社のレンタカー搬送にて入庫されました。
さっそく現象を確認する事に
エンジンをかけ暫くするとマフラーより白煙がビックリするくらい大量に出て来ました。(実際は写真よりもっと多くの白煙が出て、辺りが真っ白になっていました)
現時点ではエンジンの不具合かタービンの不具合のどちらかとの事になります。

ちなみに
マフラーより白煙が大量に出て来るという事はエンジンを潤滑しているエンジンオイルが多くガソリンと一緒に燃えてると言うことになります。

まずはタービンを点検してみる事に。

ある程度バラしてみると…
なんとタービンインペラーが…ガタガタ。。。と言うよりタービンハウジング内に落ちていました。

とりあえず車両よりタービンを外してみる事に。

外して確認してみると
コンプレッサーインペラーもガタガタだし
タービンインペラーも取れてる事からタービンが原因で白煙が多くなってしまったとの事です。
2枚目の写真はこれから付けるタービンになります。

なぜこの様な事になっしまったかと言うと…
中にはタービンの寿命と言うのも有ると思います。
が、しかし
タービンにオイルを回すのにパイプが有るのですが、そのパイプをとめているネジ！
そのネジにフィルターが付いていてそのフィルターが詰まってしまいタービンにオイルが行き渡らない状態になっていてその為タービンが壊れてしまったと言う事です。
分かりにくいですが、左側のネジの中にフィルターが付いてます。右側はフィルターのないネジです。

新しいタービンを車両に付けた状態です。

全部復元し、エンジンをかけ異常が無かった為少し長めに試乗して再度下廻りの確認をして作業終了となります。