12Vルーフエアコンをハイエースキャンピングカーに取付け｜車検・点検・修理のグーネットピット

ハイエースキャンピングに12Vルーフエアコンを取付けます。
お客様曰く、いくつかの店舗さんに問い合わせをしたところ、
実績がないのか、全てお断りされたとのことです。
幸いなこと、店主の私自身で所有するダッジラムのキャンピングカーに
12vエアコンを取り付けたことがありまして、作業自体は把握しているため、
ルーフという不安は少々ありましたが、お受けさせていただきました。

いきなり、分解の写真ですが、、、本来エアコンから出る電源配線はエアコンの吹き出し口とは、別の箇所に穴開け加工をして室内へと引き込む仕様になっています。ですが、
お客様のご希望で、吹き出し口から取り回して欲しいとのことで本体を分解して
電源配線を中に引き込みます。ちなみに内気循環のダクトから出してます。

次に、本体をじっくり観察したところ、このまま取り付けてしまうと雨漏りの危険性が
あると、弊社では判断しました。製品の底面には成型時の金型の肉抜き箇所(穴)が
沢山ありまして、それを塞ぐように防水のつもりでスポンジシートが貼られています。
硬度があるものならまだいいのでしょうが、指で押してペチャンコになってしまうスポンジで経年劣化で確実に水が染み込んでしまうことが予測できました。

そこで、スポンジを一旦剥がし、ルーフの開口部と接地する箇所を樹脂板で
埋めてしまい、コーキングし水の侵入を防ぐように加工しました。
スポンジは粘着シートのため、剥がすのは大変苦労します。

さて、ルーフに穴を開けます。新車のため、かーなり気をつかます。。一応言っておきますが、弊社は板金屋ではないので普段はボディメイクはしませんので優しい気持ちでご覧ください。
ただ闇雲に開けているわけではありません。エアコン本体の重量がしっかりと支えられるように、ルーフの骨組みに合うようにします。

そういえば、穴を開ける前には内装取り外さなくてはなりません。エアコンを付けるなら、内装を仕上げる前にお勧めします。当初エアコンは前方に設置したいと打ち合わせで指示を受けておりましたが、エアコンの吹き出しパネルがライナーの曲面に干渉し綺麗に納まらないので、後方に変更させていただきました。

はい。いきなり完成写真ですみません。と言いますか。。撮る暇がなかったです。変成シリコンなど取り扱って手が汚れるは、乾く前に本体を屋根に載せなくてならなかったりバタバタしてて撮ること忘れていました。流れ的には屋根に穴開けたら、サビ止め処理をして、本体の固定ボルト穴を開け、コーキングして、本体をホイストで吊り上げて、ルーフに載せ、ボルト止めして乾燥。水かけ確認して、内装戻して完成です。

製品の構造上、ライナーとの隙間が出来てしまうため、隙間スポンジを回して塞ぎました。まあ、汎用品ですのでこんな感じでお許しください。
通電確認し、問題なく作動しました。
電源の取り回しはお客様で行いたいとのことで、我々のお仕事はここまでです。
恐らく、今回の製品はキャブコンのようなフラット屋根向きだと思いますが、弊社ならとりあえず、形にはしちゃいます。時間はかかりますがご希望の方いましたら
取り付けします。

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