BMW　E90　板金塗装でお預かりです。右クォーター、サイドステップ、フロントバンパーです。｜車検・点検・修理のグーネットピット

一番凹みが酷かったリアクォーターからの補修です。

板金で凹んだ場所を引っ張り出してならした後にパテを入れて何度もボディのプレスラインを削り出します。

パテは最小限で薄く載せて極力磨く範囲、補修範囲を少なくすることで、経年劣化によるパテ割れ、塗装割れ、塗装剥がれを防ぎます。ここでの作業が板金塗装による一番大切な部分です。

どんなに綺麗な状態で塗装が出来ても下地ができていなければ、仕上げ後に後から全てが台無しになるのでここで手を絶対に抜けません。

粗削りをして大体の形を形成している所です。ここで失ったボディのプレスラインをもう一度作り直します。

何度も削り大体でプレスラインを作りだしたら、パテの巣穴を全て埋めるように再び薄付けでパテを付けていきます。

簡単に写真数枚で終わらせていますが、ここに来るまで何回も何回もパテと削りを繰り返し完全な形を作り出します。

ここで面で綺麗に磨き上げれば仕上がりが綺麗になります。板金塗装をした跡も分からないくらい綺麗になります。

サフェーサーを吹いて、パテとの境目を消して巣穴も全てないか確認します。問題が無ければ塗料がより綺麗にのるように足付け作業に入ります。ここで綺麗に磨き上げが出来なければ塗装で段差ができます。

乾燥等にも気を付けなければパテの硬化不良等で数ヶ月でパテ剥がれ等が出てきます。塗装一ヶ所でもかなり気を使い下地を作っていきます。

作業工程は長くなるので割愛しますが、サイドステップもサフェーサーを噴きあげ、磨き、足付けが終わったところです。

フロントバンパーが仕上がったところです。クリアまで吹き上がった所で乾燥待ちです。最終磨き上げは車体に取り付けから磨き上げます。一本塗りで仕上げるとコストがかかり全体を磨くのも時間がかかるので、プレスラインとボカシを入れられるところで部分塗りをして仕上げます。

ここまでで2日間頂いています。

フロントバンパーの完成写真です。こちらはボカシで部分塗装となりますが境目も一切分からず綺麗に仕上げております。プレスラインが複雑でボカせる部分が多かったので比較的塗装はしやすかったです。

サイドステップは一本塗りで、下側がガリ傷が多かったのでこちらは全て塗りました。ドアとの色違いも目立たず綺麗に一発決めで塗り上げです。板金塗装をしたとは分からないまでに仕上がりました。

リアクォーターのタイヤハウス周りです。こちらも部分塗りでボカシ塗りをしていますが、境目も分からず綺麗に塗り上げてあります。ドアとの色違いも全く分かりません。ドアには色合わせのボカシは一切やらずにクォーターのみの部分塗装です。

パテも極力少なく使用し、元のプレスラインを叩いて下地を作っているので、パテ剥がれ、塗装後の補修後、日焼けによる下地浮き上がり等も一切なく綺麗に修理ができました。

当社では板金塗装は決して安くはないですが、安かろう悪かろうで1ヵ月から半年で下地が出たり、色あせ、色違いが出るような塗装は致しません。

耐久性があり仕上がりに満足したい、傷跡が分からない、補修跡が分からないように修理をご希望のお客様は是非お問い合わせ下さい。

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